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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
羽根
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いようでダメージを与えることに成功した。すると、またしても彼の表情が歪む。

「メトロまでやられただと!?」

どうやらゴッドシードという守護神が破れているらしく、それによって力が落ちているのだと推測できた。

「!!ギアーズまでもが・・・」

またしても最初に聞いたような名前が出てくる。確かゴッドシードは五人で最初に天海が倒した奴とその他にこいつを除いて三人。つまり・・・

「残るはこいつ一人ってことか」

たぶん外にいる皆さんがゴッドシードを倒してくれたのかもしれない。もしそれを信じるのなら、残るはこいつただ一人。

「この数百年でここまで力をつけたというのか、人間は・・・」

木であるためか表情が分かりにくいが、アルドロンは歯軋りをしているように見える。まるでプライドを傷つけられたような、そんな印象だ。

「あなたは人間を嫌うドラゴンなんですか?」
「養分ごときに何の感情も持ってはおらぬ。力をつけた養分ごときにはな」
「養分・・・だと?」

先ほどの俺へ対してもそうだが、こいつは水神竜さんとは明らかに違う。人を同列とは考えていないのがよくわかる。

「我が身体の上に街を築かせ、そこに暮らす人間の精気を吸収する。何世代もそれを繰り返し、我は甦った」
「今、その養分がなくなろうとしてますけど?」

街が壊滅的な被害を受けていることで住民たちの姿はなかった。アルドロンが動き始めた今、この街で生活することなんてできないだろうし、彼はこれ以上の力を得られないのではないのだろうか?

「もう必要ない」

しかし返ってきたのはそんな意外な返答だった。

「我はこの力をもって他の五神竜を喰う。そのためには貴様を喰らい、更なる力を手に入れる」
「そうはさせるか」

魔力が下がったからなのか攻撃を仕掛けるための間合いと動きが出てきたアルドロン。それがあればこちらも立ち回りがやりやすい。

「これなら十分戦える!!」

アルドロンの攻撃を回避しながら距離を詰めていく。そんな俺を見ても彼は余裕を崩さない。

「ゴッドシードがやられ多少魔力が落ちたが、まだ貴様を捉えるには十分な魔力がある。そしてアルドロンが司るのは生命の力。いずれゴッドシードも甦り、我が力は再び完全となる」
「その前に倒してやるだけだ!!」

さっきまでの力がウソのようにあっさりと間合いに入ることができた。そこから攻撃に移ろうとした俺だったが、アルドロンの方が先に動いた。

「人間ごときには不可能だ。リーフテンペスト!!」

突如目の前に巻き起こる竜巻。それは葉っぱが纏わりついているようだが、俺の目があればすぐに反応できる。

「そんなので止められると思うなよ!!」

すぐにブレーキをかけてその攻撃を回避し
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