第七十三話 態度が少しその三十六
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「お家を継ぐからよ」
「教会をですね」
「だから天理高校にも入学させてもらって」
「今は天理大学ですね」
「そう、そのことは決まっているから」
三人姉妹の長女だからです。
「だからね」
「それで鏡花威長さんの資格もですね」
「必要なのよ」
「お婿さんを迎えて」
「誰か資格持ってるか持つ様にしてくれて」
そうしてです。
「おみちに熱くて真面目な人ね」
「それが条件ですね」
「信仰心があって人として最低限出来ていたら」
「最低限ですか」
「浮気とかギャンブル狂とかね」
それにです。
「暴力とか」
「三つ共問題外なんじゃ」
「それでもそうした人はね」
どうしてもです。
「無理よ」
「そうした人じゃないといいんですね」
「性格第一よ」
「外見は。先輩も好みありますよね」
「背の高い人がいいけれど」
私が小さいからです、それに奥華の男の人は背の高い人が多いので昔から憧れています。大教会長さんからして一八〇はあります。
「他はね」
「いいんですね」
「構わないわ」
太っていても髪の毛が薄くてもです。
「別にね」
「わかりました、いさんでいきます」
「何で新一君がそこでいさむのよ」
「個人的な理由で」
「個人的って。まあ私はそういうことだから」
「相手の人は性格ですね」
「それ第一よ」
本当にです。
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