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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第六話 私が主人公よ!!(嘘) byリンディ
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か遠くの国で誰かから逃げていて、何も関係していないなのはちゃんだけを、桃子さんの弟の隼人に引き渡した。
なのはちゃんはその事を知らずに今まで過ごしてきたらしい。
偶に、他の家族の母親を見るとき悲しそうな顔をするみたい。
それが、今の隼人の悩みであった。
「なら、私がママになってあげようか?」
私がそう言うと、隼人は飲んでいたコーヒーを盛大に吐いた。
咳をして、口を拭い、零したコーヒーを布巾で拭いてから口を開いた。
「あのなぁ、順序ってもんがあるだろ!?」
ごもっともで、何も言う事がないわ。
「それに、お前にはクロノ君がいるだろ?俺なんかより、クロノ君の事を考えてやれよ」
「クロノなら大丈夫よ。あの子なら一人でも大丈夫。だって、私の息子だもの」
「だからな?ちょっとお話をしyむぐっ!?」
私は、隼人の口を手で塞ぐ。
あ、口でやればよかった。
「私は本気よ」
それを言うと、隼人は固まった。
「暫くは仕事で一緒になるのは難しいけど、あなたがその気になってくれれば、私は何時だって良いのよ」
本当に好きな人の事なら、もうどうだっていい。
「隼人、私はあなたが好き。付き合ってくれない?結婚前提で……いや、確実で」
隼人は少しだけ考えると。
「わかった。でも、待ってくれ。なのはに話してみる」
「えぇ、それが一番よね」
「明日、なのはも入れて3人で話そう」
そう言って、私は残ったアップルパイを隼人と食べて、お風呂に入り、隼人のベットに入った。
隼人は、なのはちゃんが眠っている私が本来使う筈だった部屋で眠った。
本当に言っちゃった。
恥ずかしくて、怖くて、その夜は眠れなかった。
なのはちゃんに認めて貰えるかが不安だった。
もし、家族になれたら隼人と一緒に家族で幸せにしてあげたい。
あ、クロノには隼人がいたら喜んでくれるだろうな。
クロノは、ミッドの英雄と管理局のエースだった隼人を尊敬してて一度会ってみたいと前からずっと話してたから。
眠れない……。
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