第八幕その十二
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「仲良くね」
「いつもお世話になってるね」
「こっちこそね」
その同居している狸に笑顔で応えます。
「お世話になってるよ」
「お互いかな」
「そうなるね」
「仲もいいね」
ジャックは二匹を見てこうも言いました。
「このこともね」
「いいわね」
オズマも見てにこりとなりました。
「本当に」
「そこもオズの国だね」
「本当にね」
「そう、オズの国にいたら」
カモシカが言ってきました。
「皆ね」
「仲良くだね」
「生きていけるからね」
ジャックの横を歩きつつ笑顔でお話します。
「それでだよ」
「君達もだね」
「この山でね」
まさにというのです。
「仲良く楽しくね」
「過ごしているね」
「うん、それで今はね」
「僕達とだね」
「こうしてね」
まさにというのです。
「ワンゲルをしているんだ」
「そうだね」
「楽しくね」
「そうだね、ただね」
ここで教授はです。
生きものの皆を見てこう言いました。
「ここは日本の生きものが揃っているけれど」
「どうしたのかな」
「猿はいないね」
この生きものはというのです。
「そうだね」
「いるよ」
教授が言うとでした。
頭上の木の上から声がしました、そしてです。
皆が見上げると木の上にです、猿がいました。猿は軽快に動き回って皆のところに来て言ってきました。
「さっきまで寝ていたんだ」
「そうだったのか」
「僕は今日は早いうちにお昼を食べてね」
そうしてというのです。
「さっきまでなんだ」
「お昼寝をしていたんだ」
「そうなんだ」
こう教授にお話します。
「だからいなかったんだ」
「そうだったのか」
「うん、じゃあね」
「これからはだね」
「一緒に行こう」
こう言ってでした。
猿も一行の中に入ってそうしてワンゲルを楽しみます、そしてです。
夕方まで山中を歩いて歩くことと景色を満喫してでした、山の頂上に行くとオズマはそこで山の生きもの達に言いました。
「じゃあここから帰るわ」
「そう、ガンプに乗ってお空を飛んでね」
ジャックが続きます。
「そうしてね」
「村まで一気に帰りましょう」
「そうしようね」
「そうしたら」
ガンプに乗ってお空を飛んでです。
「夜までにね」
「帰られるわ」
「そうだね、それではね」
「今から帰りましょう」
オズマは笑顔で言ってでした。
皆をガンプに乗せて最後は自分が乗ってです。
山の生きもの達と手を振り合って再会を約束してでした。
今はお別れをして村に戻りました、ガンプに乗って戻るとまさに一瞬で一行は晩ご飯とお風呂を楽しむことが出来ました。
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