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新オズのカボチャ頭のジャック
第八幕その十一

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「皆で行きましょう」
「わかりました」
「そうと決まれば話が早いね、早速行こう」
 狸が嬉しそうに言ってきました。
「僕達の山の中にね」
「それではね」
「オズの国の日本の自然がある場所は他にもあるけれど」
 それでもというのです。
「ここはここでね」
「いい場所なのね」
「だから見て行ってね」
「山の中を」
「僕達が住んでいるね」
「そうさせてもらうわね」
「是非ね、オズマ姫に」
 鹿は嬉しそうに言いました。
「オズの名士の人達がこんなに来てくれるなんて」
「嬉しいんだ」
「そうだよ、名誉市民の子達も一緒だし」
 ジャックに恵梨香達五人も見つつお話します。
「だからね」
「余計にだね」
「嬉しいよ、じゃあ行こうね」
「そうするんだね」
「後片づけをしてね」
「そうそう、それは忘れたら駄目だね」
 ジャックもそれはと言います。
「何といっても」
「うん、それを終わらせて」
「そしてね」
「それから山に行こう」
「そうしようね」 
 こうお話してでした。
 皆で飲んで食べた後の片付けをしてから山に入ってワンゲルを楽しみました、山の中は木々が生い茂っていてです。
 とても自然が豊かです、見れば皆の中に猪もいて一行に言ってきました。
「ここは空気が奇麗で涼しいね」
「うん、木が多いからね」
 ジャックが答えました。
「そうなるね」
「日差しが強い時もね」
「木が覆いになってくれて」
「それでだよ」
 まさにその為にというのです。
「涼しいんだよ」
「そうだね」
「雨が降る時は」
 猪はその時のお話もしました。
「穴も沢山あるから」
「そこに入ってだね」
「雨宿りをすればいいしね、お家だってね」
「あるんだね」
「皆ね」
 そうだというのです。
「これが」
「快適なのかな」
「凄くね」
「ちなみに僕は狸君と同居しているんだ」
 猪と同じく山に入った時から一緒の穴熊が言ってきました。
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