第八幕その八
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「だからよ」
「それでなんだね」
「私も法律で定めたの」
「遊んだ後はだね」
「奇麗にお掃除する」
そのことをというのです。
「それをね」
「法律で定めたんだね」
「そうなの」
実際にというのです。
「私もね」
「オズの国だとだね」
「もう皆がね」
「楽しんだ後で奇麗にする」
「そう定めたのよ」
法律にとです、ジャックにお話します。
「だから私達もよ」
「楽しんだ後は」
「ちゃんとね」
「お掃除をするんだね」
「そうよ、いいわね」
「それじゃあね」
「さて、僕達もね」
ここで、でした。熊が言いました。
「お昼にしようか」
「そうしよう」
鹿が熊に応えました。
「今からね」
「アケビ出して」
狸はそれを咥えています。
「あと栗も」
「柿もあるよ」
狐はそれを出しています。
「これも食べよう」
「木の実を忘れたら駄目だよ」
栗鼠はこれを出しました。
「胡桃にドングリをね」
「あとお魚もあるよ」
狼はそれを咥えて持って来ました。
「岩魚だよ」
「山芋もあるし」
ハクビシンはそれを出しました。
「あとコクワもね」
「無花果あったわ」
兎も来て食べものを出してきました。
「それに野苺もね」
「色々あるわね」
恵梨香は皆が出してきた食べものを見て言いました。
「この辺りの食べものも」
「そうね、何かとね」
ナターシャも言います。
「皆が持ってきたけれど」
「山の幸があって」
カルロスはアケビや野苺を見てお話しました。
「川からお魚もあるね」
「こうしたものを食べるのもいいね」
ジョージは何度も小さく頷いています。
「美味しそうだね」
「そうだよね、僕達は今バーベキューを食べているけれど」
それでもと言う神宝でした。
「こちらも美味しそうだね」
「じゃあ一緒にどうかな」
狼が言ってきました、見ればです。
狼にしては小さいです、その彼が皆に言ってきました。
「今君達バーベキュー食べているけれど」
「ううん、もうお腹一杯だから」
恵梨香が皆を代表して答えました。
「それに貴方達が食べるものでしょ」
「だからなんだ」
「私達は後はバーベキューの残りを食べてね」
そうしてというのです。
「デザートをね」
「いただいてなんだ」
「後片づけをするから」
だからだというのです。
「遠慮させてもらうわ」
「そうなんだ」
「ええ、貴方達が食べるものはね」
「僕達が食べてだね」
「そうしたらどうかしら」
「そう言うならね」
「それにしても」
ここで言ったのはジャックでした、狼を見て彼に尋ねました。
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