第82話 迷子の子供
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side:リィン
休暇を終えた俺達はキリカさんから王都グランセルのギルド支部から王国軍から応援要請があったと聞いたのでそちらの方に向かう所だ。
「みんな、わたし達はこれ以上一緒には行けないけどどうか気を付けてね」
「皆さんの旅のご無事をお祈りします」
「ありがとう、アリサ、ティオ。もしこの旅が無事に済んだら今度はクロスベルやエレボニアにもお邪魔させてもらうわね」
「アリサさん、ティオさん、また帰ってきたらお話の続きをしましょうね」
「お二人共もお気を付けて、また会えるのを楽しみにしていますね」
「ティオちゃん、また会えたらハグさせてね!アリサちゃんも帝国の可愛い物いっぱい教えてくれてありがとうね!」
すっかり仲良くなったエステル達女子グループが見送りに来ていたアリサとティオに別れの挨拶をしていた。
「リィン達も気を付けてね、また会えたらおしゃべりしましょう」
「ああ、アリサもまたな」
「バイバイ、アリサ」
「そなたも気を付けてな」
「アリサさん、またお会いしましょう」
俺とフィー、ラウラ、エマはアリサに別れの挨拶を言った。なんだかこのメンバーはまた集まって会えるような気がするんだよな。
「リィンさん、フィーさん、もしクロスベルに来たらぜひ会いに来てください。セシル姉さんも喜びますので」
「そうだな、もしかしたらロイドも帰ってくるかもしれないしこの件が終わったら絶対に会いに行くよ」
「うん、また会おうね」
ティオにも別れの挨拶をして俺達は他にも見送りに来てくれたラッセル博士やキリカさん達に別れを告げて新たに仲間に加わったティータとジンさんを加えて王都グランセルに向かう飛行船に乗り込んだ。
「わぁ……空からの景色ってこんなにも綺麗なんですね」
エマが飛行船のデッキから地上を見下ろして歓喜の声を上げた、どうやら飛行船に乗るのは初めてのようだ。
「エマは飛行船は初めてなのか?」
「いえ、リィンさん達に会いにリベールに向かった際に乗ったのが初めてですね。帝国では鉄道で移動しましたし外の世界にこんなにも沢山の乗り物があるなんて思ってもいなかったです」
「じゃあエマは初めての旅を一人でしてるのか。いくら俺に会うためとはいえ凄いな」
「いえそんな……私にはセリーヌも付いていましたし」
エマがそう言うと何処からかセリーヌが現れて彼女の肩に乗った。神出鬼没だな。
「あはは、賢い子なんだな」
「はい、セリーヌはずっと昔から一緒にいる相棒ですから」
俺はセリーヌに触ろうとしたが手で弾かれてしまった。嫌われたのか?
「こ、
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