第七章
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「俺も化け物になちまったのか」
「馬鹿な、彼までオルフェノクに」
「いや、それは少しも不思議なことじゃない」
そこに一人の青年がやって来た。後ろには長田もいる。
「結花、君まで」
「木場さん、お久し振りです」
長田はまずは木場に挨拶をしてきた。
「生き返ったのか」
「ええ。そして木場さんに言いたいことがあるの」
「言いたいこと!?」
「それは後で。津上さん」
「わかった。結花ちゃん」
その男津上翔一は長田の言葉に頷いた。そして語りはじめた。
「俺の名は津上翔一。仮面ライダーアギトだ」
「ライダー!?」
「じゃあ俺達と同じか」
「同じだ。けれど違う」
津上はここで自分達と彼等を同質でありながらその存在を異にする者同士であると言った。
「しかし俺達もオルフェノクと戦う為にここに来た」
「どういうことなんだ、一体」
木場はそれを聞いて言う。
「わからない。同じとも言うし」
「そうさ、同じなんだよ」
また誰かが来た。それは海堂であった。
「海堂、君までか」
「木場生きていたんだな」
海堂は首を左に傾けたまま言ってきた。
「御前まだ悪い夢を見ているみたいだからな。覚ましに来たんだよ」
「海堂さん間に合いましたね」
「まあ色々あったがな。御前何か若い兄ちゃん連れて来たのかよ」
長田に顔をやって津上に気付く。
「俺と同じってわけか」
「津上、御前もか」
「葦原、君もここに」
「何だ、御前等も知り合いなわけか」
海堂は二人のやり取りを見て目を丸くさせる。流石にこれは予想してはいなかった。
「全くな。世の中は狭いっちゅうか」
「それでだ」
乾が問うてきた。
「さっきの話だが」
「俺が話した方がいいな」
葦原が出て来た。
「あんたがか」
「ああ。俺の名前は葦原涼」
まずは自身の名を名乗ってきた。それから話に入る。
「仮面ライダーギルスだ。そしてアギトの力も持っている」
「アギトの力!?」
「簡単に言うとオルフェノクと同じだ」
彼は言う。
「変身できる。しかし俺はライダーになる」
「ライダーに」
「そうだ。今それを見せる」
そう言うと両手を顔の前でクロスさせた。そしてエクシードギルスに変身した。
「その姿・・・・・・」
「やっぱな」
海堂はエクシードギルスを見て言った。
「同じだわ、俺達と。色が違うだけでな」
「そうですね」
長田もそれに頷く。
「アギトとオルフェノクはやっぱり似ていますね」
「っていうことは」
啓太郎は今までのことと今の長田の言葉を聞いて言った。
「ええと、葦原さんですよね」
「ああ、涼って呼んでくれ」
「涼さん、貴方はまさか」
「そうだ、見ろ」
彼は言う。
「この身体、オルフェノクと似ていない
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