第二章
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監督の座を守り抜いたと言われている彼を渾名で呼んで話した。
「まともな」
「守らなかったよな」
「自分の得点にならないとな」
さもないと、というのだ。
「何もしなかったな」
「ああ、チームが負けてもな」
「自分が打ってたらよくてな」
「チームプレイなんて全くしない」
「監督になってから言い出したが」
「守備なんてな」
彼のそれの話を具体的にするのだった。
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