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好色な神でさえも
第一章
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こに来た理由を話した。
 そしてだ、こう彼に言った。
「そなた結婚せよ」
「そうして身を固めよというのですね」
「左様、わしならば相手が結婚していてもな」
 ゼウスは自分のことも話した。
「構わぬが」
「それはちょっと」
 アッティスも聞いて思うことだった。
「よくないのでは」
「だがキュベレーは違う」 
 今アッティスが困っている相手はというのだ。
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