第80話 鬼気解放
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撃を放ってきた。
「インフィニティコンボ!」
「残月!」
俺は残月の構えに入り奴の攻撃をいなしていく、完全にはいなせずに複数の打撃を貰ったが構わずに業炎撃を繰り出した。
「フレイムブロウ!」
それに対してヴァルターは摩擦によって燃え上がった拳で打撃を打ち込んできた。業炎撃とフレイムブロウがぶつかり合い大きな衝撃が走った。
「うおぉぉぉぉっ!!」
「らあぁぁぁぁっ!!」
業炎撃とフレイムブロウの鍔迫り合い、その決着は互いに大きく後退するという引き分けに終わった。
「レイザーバレット!」
先程より大きな衝撃波を足から放つヴァルター、俺はその攻撃を跳んで回避すると時雨の構えを取る。
「時雨・山風!」
「ソニックシュート!」
上空から突きを連続で放ちそれを飛ぶ斬撃にして放つ範囲攻撃を繰り出した。それをヴァルターも高速で放たれる拳で相殺する。
「上空に跳んだのが運の尽きだったな、死ね!」
そして空中で動けなくなっていた俺にヴァルターが跳んで向かってきた。そして俺の足を掴むと組み付いて何かの技に移行する。
「デストロイドライバー!」
ヴァルターは俺の四肢を封じ込めて頭を地面に激突させようとする。俺は拘束から逃げだそうとするが完全に極められており逃げられない。
(だったら……!)
俺は鬼気解放によってあふれ出ていた赤い気を内部へと圧縮させていく。そして叩きつけられる寸前にそれを解放した。
「爆芯!!」
咄嗟に名付けたそれは俺の全身から圧縮された気を一気に開放するという単純な技だ。だがそれはヴァルターの拘束を吹き飛ばすほどの衝撃を生み出した。
「くっ……!」
「今度はお前がさっき自分で言ったことを味わえ!」
上空に浮かんでいたヴァルターは回避できない、先に地面に着いた俺は直に奴に攻撃を放った。
「水龍脈!!」
時雨では硬化する肉体に弾かれると判断して隙が大きいが威力のある水龍脈を放った。ヴァルターの心臓に目掛けて放ったが奴は咄嗟に拳で突きの軌道を逸らす、俺の一撃は奴の右肩を突き刺した。
そのまま壁にヴァルターを叩きつけた俺は次の手を考えた。
(突きは外したがこのまま斬り上げて肩を切断してやる!)
俺はこのままヴァルターの肩を斬り裂いてやろうと刀に力を籠めるがヴァルターは俺の片方の腕を掴んでそれをさせない。
「ククッ、どうする?」
不敵に挑発するヴァルター、俺は警戒するがその時俺の頭の中にまたあの声が響いた。
『殺セ……殺セ……!』
(くっ!lこんな時に出てくるな
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