第百三十九話 群雄、戦を終わらせるのことその八
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しかし。何だ」
「まさかあそこであの三人を繰り出してくるとはのう」
厳顔は楽しげな笑みになってだ。こう周瑜に話すのだった。
「それは考えんかったがのう」
「策だ。内密にしていたのはだ」
「敵を欺くにはじゃな」
「そうだ。隠していたのは悪かったがな」
「よい。そのお陰で勝てた」
二人は微笑みを浮かべながら話す。
「流石は孫家の軍師じゃ。ではこれからもじゃ」
「こちらもだ。これからもだ」
「宜しく頼むぞ」
「末永くな」
笑みを浮かべ合いだ。戦友達は話した。そしてそのうえで最後の戦いに向かうのだった。
司馬尉はだ。五虎に囲まれながらも彼女達と互角に戦っていた。その死闘の中でだ。
馬超は司馬尉、縦横無尽に妖術を繰り出す彼女を見てだ。こう言うのだった。
「ったくよ。どれだけ攻めてもよ」
「全く動じないのだ」
張飛もだ。忌々しげに応える。
二人も他の者達も身構えたまま司馬尉を囲んでいる。しかしだ。
司馬尉は囲まれながらも仁王立ちをしている。そのうえでだ。
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