第百三十九話 群雄、戦を終わらせるのことその六
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いします」
こうだ。孫策と黄蓋に策を述べる陸遜だった。
「戦いはもうすぐ終わりますので」
「そうね。敵将もかなり倒れたし」
孫権は戦局を見つつ陸遜に返した。
「それならね。気合を入れなおして」
「気を抜かないでお願いします」
陸遜は口調も表情もおっとりとしている。しかしだった。
戦局全体を見てだ。主達に述べていた。
「そしてそれは戦が終わってからもです」
「わかってるわ。勝って兜の緒を締めろね」
「その通りです」
こう話してだ。彼女は軍師としての務めを果たすのだった。
このことを知っているからこそだ。周瑜も呂蒙も安心してだ。司馬姉と対峙できていたのだ。
その対峙の中でだ。周瑜は厳顔に言った。
「厳顔殿、いいか」
「うむ、何じゃ」
「囲むのは止めるべきだ」
今の包囲をだ。解くべきだというのだ。
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