第七幕その十一
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「中身も詰まってるから」
「余計にいいんですね」
「どの南瓜も食べたら」
「美味しいですか」
「これは楽しみよ。ポタージュにしてもいいし」
まずはこのお料理を言うのでした。
「パイにしてもね」
「姫様は南瓜のポタージュお好きですよね」
「パイもね、何をしてもね」
どうしたお料理でもというのです。
「好きよ」
「そうなんですね」
「煮てもね」
「じゃあ焼いても」
「揚げたりね。コロッケにしてもね」
南瓜のコロッケもというのです。
「好きよ」
「本当にお好きなんですね」
「甘いからね」
南瓜はというのです。
「本当にね」
「お好きで」
「収穫してね」
そうしてというのです。
「食べる時が楽しみよ」
「そうですか」
「その時も楽しみにしつつ」
それでというのです。
「今はね」
「働くんですね」
「そうしましょう」
是非にというのです。
「ここはね」
「はい、けれど姫様がそこまで南瓜が好きなんて」
「どれも大好きよ」
「そうですか」
「お野菜もね、それで南瓜もね」
「大好きなんですね」
「そうなの。だから王宮でもよく食べてるでしょ」
こう恵梨香に言いました、今はギリキンの服を着てそうして南瓜のつるの手入れをしています。そうしながら言うのでした。
「そうでしょ」
「そういえば」
「人参もキャベツもで」
そしてというのです。
「玉葱にレタス、セロリもでね」
「南瓜もですね」
「大好きよ、ただね」
「ただ?」
「一番食べているのはジャガイモかしら」
考えながら言いました。
「お野菜だとね」
「ジャガイモですか」
「そう思ったわ」
「確かによく食べますね」
「そうでしょ」
「オズの国ですと」
恵梨香はオズマに答えました。
「何かと」
「だからよ」
「今もですね」
「パンの次位の主食だから」
「オズの国では」
「そこまでのものだから」
それ故にというのです。
「私もね」
「ジャガイモをですね」
「物凄く食べているわ」
「他のお野菜と比べても」
「南瓜ともね」
今作っているそれと比べてもというのです。
「そうもね」
「じゃあジャガイモも」
「勿論大好きよ」
一も二もない返事でした。
「本当にね」
「やっぱりそうですね」
「色々なお料理にも出来るし」
ジャガイモはというのです。
「だから何時でもね」
「召し上がられますか」
「そうなの」
「朝から夜まで」
「そうよ」
恵梨香に言いました。
「実際にそうでしょ」
「確かによく食べますね」
「アメリカ以上にね」
「ジャガイモをですか」
「少なくとも私はそうよ」
「そこまでお好きなんですね」
「そうよ、じゃあ今日もね」
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