第百三十八話 草薙、オロチを封じるのことその九
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座にだ。
カウンターで拳を繰り出してだ。そのうえでその技を出して叫んだ。
「雷光拳!」
「なっ、この技は」
「どうだ、俺の雷は!」
シェルミーは防ごうとする。しかしだった。
それは間に合わなかった。二階堂の拳はあまりにも速かった。
そして雷の強さもだ。雷を操るシェルミーでさえもだ。
凌げるものではなくだ。彼女も吹き飛ばされたのだった。
その吹き飛ばされたシェルミーを見てだ。二階堂は会心の笑みで言った。
「これで終わりだな」
「そんな、私の雷よりも」
「確かにあんたの雷は凄かったさ」
二階堂もそれは言う。
しかしそのうえでだ。こうも言う彼だった。
「けれどな。俺の雷はもっと凄いんだよ」
「そういうことなのね・・・・・・」
「俺の勝ちだな」
右手を己の顔の前に出して掲げさせてだ。勝利を言う二階堂だった。
草薙もだ。クリスの大蛇薙ぐを防いでからだ。
即座にだ。左手に炎を出してそこから全身を紅蓮の炎で覆い。
右手から下にだ。それを繰り出したのだった。
「これで・・・・・・どうだ!」
「そんな、僕の炎よりも!」
「偽物の炎は本物の炎にはかなわねえ!」
技を繰り出しながらだ。この言葉を出す草薙だった。
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