暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百三十八話 草薙、オロチを封じるのことその九
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
座にだ。
 カウンターで拳を繰り出してだ。そのうえでその技を出して叫んだ。
「雷光拳!」
「なっ、この技は」
「どうだ、俺の雷は!」
 シェルミーは防ごうとする。しかしだった。
 それは間に合わなかった。二階堂の拳はあまりにも速かった。
 そして雷の強さもだ。雷を操るシェルミーでさえもだ。
 凌げるものではなくだ。彼女も吹き飛ばされたのだった。
 その吹き飛ばされたシェルミーを見てだ。二階堂は会心の笑みで言った。
「これで終わりだな」
「そんな、私の雷よりも」
「確かにあんたの雷は凄かったさ」
 二階堂もそれは言う。
 しかしそのうえでだ。こうも言う彼だった。
「けれどな。俺の雷はもっと凄いんだよ」
「そういうことなのね・・・・・・」
「俺の勝ちだな」
 右手を己の顔の前に出して掲げさせてだ。勝利を言う二階堂だった。
 草薙もだ。クリスの大蛇薙ぐを防いでからだ。
 即座にだ。左手に炎を出してそこから全身を紅蓮の炎で覆い。
 右手から下にだ。それを繰り出したのだった。
「これで・・・・・・どうだ!」
「そんな、僕の炎よりも!」
「偽物の炎は本物の炎にはかなわねえ!」
 技を繰り出しながらだ。この言葉を出す草薙だった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ