第百三十八話 草薙、オロチを封じるのことその五
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。二人を襲い続けていた。
だがそれをだ。二人はだ。
かわしていく。その動きは。
まさにだ。透けていた。朧の刃が二人を斬っても斬れない。そしてだった。
二人はそこにいる。それを見てだ。朧は彼等が何をしているか悟ったのだった。
「見切りですか」
「そうだ。武道の極意の一つをだ」
蒼志狼がだ。朧のその言葉に答える。
「俺達は使っている」
「貴様の攻撃は見切った」
刀馬も言う。今彼の身体を刃が突き刺した。しかしだ。
その身体を透けるだけだった。攻撃が全く通じない。その中でだった。
刀馬はだ。蒼志狼に告げたのだった。
「ではいいな」
「決めるというのだな」
「そうだ。いい頃だ」
こう彼に告げたのだ。
そしてだ。蒼志狼もだ。刀馬の言葉に頷いてだ。
己の構えでだ。刀馬に言ったのだった。
「ではだ。いいな」
「二人でだな」
「この世界での戦いが終わる」
彼等の戦い、それがだというのだ。そうしてだった。
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