第78話 灼熱の洞窟
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見慣れた赤髪が目の前に跳んできてティータの前にいた魔獣を大剣で吹っ飛ばした。
「奥義、『獅子洸翔斬』!!」
さらに獅子の闘気を纏い強力な斬撃が放たれて魔獣たちを消し去った。
「ラウラ、ありがとう」
「ふふっ、礼には及ばんさ」
ラウラも駆けつけてくれた、これでもう怖いものなしだね。
「一気に肩を付けるぞ!」
「ああ、いくぞ!」
アガットとラウラが来てくれたおかげで魔獣の群れをやっつけることが出来た。ティータ達にも怪我はないし完璧だね。
「ラウラ、無事で良かった」
「うん、そなたも無事で何よりだ」
ラウラと再会のハグをかわした。まあラウラなら心配ないって思ってたけどね。
「アガットさーん!」
「うおっ!?」
ティータもアガットに会えて嬉しかったのか抱き着いた。
「アガット、アンタたちは二人だけなの?」
「ああ、俺が合流できたのはアルゼイドだけだった」
「そなた達は4人だけか?」
「うん、他のメンバーはまだ見つかっていない」
エステルがそう確認するとアガットはラウラとしか合流していないと答えた。逆にラウラはわたし達だけかと聞いてきたので頷いた。
「心配だな、ここが何処なのかも分からないし魔獣も多い。リィン達も一緒にいてくれればいいが……」
「とにかく先を進もう、リィンやオリビエ達は強いからだいじょーぶだよ、どっちかっていうとエマが心配……」
「確かにエマの実力は知らぬからな、彼女を先に探し出せればよいが……」
リィン達は心配ないけどエマが心配、魔術を使える事は知っていても実際の強さは見ていないからね。
キリカが認めた以上問題は無いと思うけどこんな事態まで予想してはいなかっただろうし合流は早めにしたい。
そこからはアガットやラウラをパーティに入れて先を目指した。
「しっかしなんだってんだここは?源泉が湧く洞窟に入ろうとしたらマグマが湧きだす危険地帯にいた……どう考えても結社の仕業だろうがこんな短期間に俺達を別の場所に移動させたっていうのかよ?」
「ん、わたしとリィンもエレボニア帝国からいきなりリベール王国に連れてこられた。結社がそういう力を持っていてもおかしくない」
アガットの言葉にわたしはエレボニアにいたのにリベールにいつの間にかいたという自分の経験を語った。
「でも仮に結社の仕業だとしたらどうして彼らは私達をこんな場所に連れてきたのでしょうか?」
「確実に地震を起こす為に私達が邪魔できないようにしたかったのではないか?」
「もしそうだとしたら早くここから出ないと!ツァイスが滅茶苦茶になってしまうわ!」
クロー
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