北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第18話
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ー部分を一瞬で吹き飛ばしたのである。そこに積まれていた九九式二十粍二号航空機銃五型ごと、容赦なく。
「……ヴィクトリアぁああッ!」
目視出来る速さではなかった。対物ライフルすら遥かに凌ぐ弾速と威力。それを「投擲」で実現して見せたRCの膂力に、レオナをはじめとするメンバー全員が叫び、戦慄する。これが、「本物の怪人」の力なのだと。
「……あ、あぁあっ……!」
無論、それは目の前で曽祖父の遺産を――ファルツ家の象徴を破壊されたヴィクトリアも同様であり。彼女は激しく地を転がりながら、バラバラに砕け散って行く九九式二十粍二号航空機銃五型の最期を、ただ見届けることしか出来なかった。
もしあとほんの一瞬、反応が遅れていたら。外骨格もろとも、ヴィクトリアの身体は破片の衝撃によって無惨に砕け散っていたのだろう。仲間達の必死の呼び掛けが、彼女の運命を変えたのだ。
(……ありがとう、ございました……! 皆を、守って下ってッ……!)
ラングニル製の外骨格に柔肌を守られながら、激しく地を転がって行くヴィクトリア。その目尻には、曽祖父の遺産が起こした「奇跡」に対する感謝の涙が溜まっていた――。
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