北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第17話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ゴ、ゴオォオッ……!」
「……はぁあぁあーッ!」
ケージ、オルバス、ターボ、USA。彼らのパンチとキックが絶えず唸り、防御に徹するRCの装甲を歪ませて行く。その歪みがさらなる「計算の狂い」に繋がり――それがまた、予期せぬ跳弾によるダメージへと連鎖する。
「いっ、けぇえぇえーッ!」
ニッテ達も弾薬が尽きるまで、自分達が倒れるまで、恐れることなく引き金を引き続けていた。輸送車からの機銃掃射が、遮蔽物から覗いている彼女達の肌を掠めて行く。
それでも、戦乙女達は怯まない。諦めない。信じると決めた仮面ライダー達に応えるために、彼女達は恐怖に屈することなく撃ち続けて行く。
「……ヴィクトリア、レン! 所定の位置に走りたまえ! 今こそ僕達の『秘密兵器』を使う時だッ!」
「ラングニル……! ……そうだな、行くぞレン! 仮面ライダー達にばかり良い格好はさせてはおれんッ!」
「えぇ……分かっていますッ!」
その中の1人であるラングニルが、LVF RL-6Al12を構えながら吼える。スケルトンストックを押し当てた箇所からも伝わって来る銃撃の振動が、彼女の桃尻をぷるぷると揺らしていた。
そんな彼女の言葉に深く頷くヴィクトリアとレオナは、乳房と巨尻をぶるんぶるんと揺らしながら、一気に遮蔽物から飛び出すように走り出す。その動きに反応した輸送車のM2機関銃が、2人に狙いを定めようとしていた。
「やらせるかぁああッ!」
そうはさせじと物陰から顔を出したリリエラが、輸送車目掛けてM4カービンを連射する。白く瑞々しい肉体はじっとりと汗ばみ、歳不相応に実ったEカップの乳房と桃尻が、発砲の反動でぷるんぷるんと弾んでいた。
通じるとは思っていない。2人を「所定の位置」に活かせるための時間稼ぎだ。そんな彼女の陽動に乗せられたLEPは標的を変更し、機関銃の照準をリリエラに向ける。
だが、その銃口は――火を噴かない。リリエラをロックオンした機関銃は、これまでの苛烈な乱射が嘘のように静まり返っている。
当のリリエラを含む解放戦線の面々が困惑する中、RCは新世代ライダー達と激しく殴り合いながら、眼鏡を掛けた1人の美少女を一瞥していた。
「……『No.1』の遺伝情報を確認。攻撃を一時停止」
14歳という若さからは想像もつかないボディラインを描き、雄の情欲を掻き立てるリリエラ・ヤマシロの扇情的な肉体。その内側に流れている「血」が、反射的に銃撃を止めていたのだ。
始祖怪人達の現統率者、「エインヘリアル」こと山城一。その遺伝情報を受け継いだ「曽孫」であるリリエラの正体に気付いたLEPは、彼女に対して引き金を引けなかったのである。
「……!? 見て、奴の動
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ