北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第16話
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重機関銃の射程外からLEP本体を狙おうとする者に対しては、RCの瓦礫投擲で牽制している。その徹底された防御体勢は、まさに移動要塞そのものであった。
だが、その完璧に見える迎撃システムにも抜け穴があった。それが、予期せぬ角度からの「跳弾」だったのである。
LEPの弾道計算が及ばない「装甲の陥没による跳弾軌道の変化」は、LEP本体にダメージが通る確率を奇跡的に高めていたのだ。跳弾によるLEP本体への被弾。ニッテ達にその現象を狙って引き起こせるほどの技量は無いが、それでもひたすら撃ち続ければ命中率は上昇する。
しかしニッテ達の弾薬にも限りがある以上、早期に勝負を決めなければならない。彼女達の愛銃が「弾切れ」を起こす前にその確率を僅かでも底上げするには――やはり、少しでもRCの装甲を歪ませるしかない。
「これが最後だ……! 彼女達がくれたチャンス、絶対に無駄にはしない! 皆、行くぞッ!」
「……おおッ!」
そして今それが出来るのは、ここに居る新世代ライダー達をおいて他にない。故に彼らは、最後の力を振り絞るように走り出し――総攻撃を仕掛けるのだった。
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