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仮面ライダーAP
北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第15話
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。メンバー達の中でも特に好戦的な阿須子は、全身の包帯を押し上げる巨乳と巨尻をぶるるんっと弾ませながら、銃剣による鮮やかな刺突で腕力特化型の喉笛を貫いていた。その弾みで顔を隠していた包帯がはらりと落ち、彼女の美しい顔と長い睫毛が露わにされる。

 何日も替えていない包帯の下に隠されている、生まれたままの白い柔肌。そこから漂う濃厚な匂いに誘われた悪漢は、邪魔な包帯を剥ぎ取って極上の裸身を拝もうとしていたのだが――どうやら、そんな願いは終ぞ叶わなかったらしい。

「……さすがだな、バンテージ。腕力特化型を格闘戦で仕留めるとは」
「コイツらは腕力だけが取り柄。……掴み合いに持ち込ませなければ、そこらの雑魚と変わらない」

 戦闘員の屈強な腕が、阿須子の豊満な身体を組み敷くよりも疾く。その鋭い刃先による一閃が、男の命を刈り取ったのである。
 銃剣の扱いにおいてはヴィクトリアの上を行く阿須子ならば、掴まれるよりも先に戦闘員を刺殺出来るのだ。そんな彼女の鋭い銃剣捌きに、共に戦っていたヴィクトリアも感嘆の声を漏らしている。

「うぐぁ、あぁあ……!」
「……ハァッ!」

 致死量の鮮血を首から噴き出し、屍と化して行く戦闘員の身体を退かすように。阿須子の鋭いハイキックが戦闘員の延髄に炸裂したのは、その直後だった。美しい弧を描いた白く肉感的な美脚が、力尽きた戦闘員の身体を真横に蹴り飛ばしてしまう。

 長く優美な脚を振り上げたことによって強調された太腿の付け根からは、特に濃厚な香りが匂い立っていた。蹴りの反動でぶるんっと揺れ動いた巨乳と巨尻からも、雄を狂わせる芳香が滲み出ている。
 寡黙で男性的な佇まいとは裏腹な、女としての極上の色香。全身を覆う包帯姿でも隠し切れないそのフェロモンには、同性のニッテ達も思わずを息を呑んでいた。

 それからも怒涛の快進撃は続き――最後の扉を抜けたニッテ達はついに、縛り上げられていたドナルド・ベイカー市長の元に辿り着いたのだった。

「おぉ、君達は……!」
「市長っ! 良かった、本当に良かった、ご無事でっ……!」

 ニッテ達はぼろぼろと涙を零しながら、親代わりである市長の胸元に飛び込んで行く。クールで在ろうと思いながらも平静を保ち切れず、涙で頬を濡らしていたヴィクトリアは懸命に滴を拭い、市長の拘束をナイフで解いていた。

「市長を確保……! 皆っ、市長は……市長は無事だっ……!」
「聞いた!? 市長……無事だって!」
「やったぁあぁっ!」
「……うわぁあぁんっ! よかったよぉおおっ!」

 彼女の報せを耳にした後続のメンバー達が、乳房と臀部をたぷたぷと揺らして歓声を上げる。遠方から様子を見守っていた狙撃メンバー達も、ほっと胸を撫で下ろしていた。リエリスは安堵の気持ちからわぁわぁと泣き出
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