北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第14話
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その頃、市長公邸の屋内では――入り組んだ廊下や階段等を遮蔽物として活用する、苛烈な銃撃戦が繰り広げられていた。
突撃銃で武装した一般戦闘員達の猛攻を凌ぎつつ、ニッテを筆頭とする解放戦線の美少女兵士達は、各々の愛銃を手にこの死線を潜り抜けようとしている。
「ヴィクトリア、援護お願い!」
「任せろッ!」
公邸内廊下の曲がり角に身を隠し、突撃銃の弾雨をかわしているニッテとヴィクトリア。
彼女達2人は互いの息を合わせ、僅かな「隙」を狙い澄まして物陰から引き金を引いていた。ニッテのAk5とヴィクトリアのSpearが同時に火を噴くと、その銃撃の反動により2人の乳房と桃尻がぷるぷるっと躍動する。
「き、貴様らッ……ぐはぁああッ!」
「何をしている!? 相手は生身の人間、それも女子供だぞッ!」
その応射に全身を蜂の巣にされた一般戦闘員達が、次々と倒れ伏して行く。特殊部隊顔負けの立ち回りで突入して来る解放戦線の技量に、彼らは驚愕するばかりだった。
警察組織や正規軍ですら通用しないノバシェード。そんな圧倒的な「格上」を相手にゲリラ戦を展開して来た彼女達の練度は、もはやただの民兵とは呼べない域に到達しているのだ。
「そう……私達は、ただの人間よ。だからこそ、あんた達にはない武器がある!」
「中途半端な改造人間の力に胡座をかき、己の行いを顧みぬ貴様達には……死んでも手に入らない、『勇気』という武器がなッ!」
改造人間としての「与えられた力」に溺れた者達では決して得られない、自らの意志で掴み取った力。人が「勇気」と名付けたその力が、ニッテとヴィクトリアの背を押している。
「そう、あんた達のようなクズ共には分からない力……それが私達にはある!」
「だから……あなた達のような輩には、決して屈しないのですッ!」
さらに別の通路から飛び出して来たエヴァとレオナが吼え、その手に握られたHK416とXM8が火を噴く。彼女達の巨尻がばるんっと揺れ、激しい銃声が立て続けに鳴り響き――これでもかと蜂の巣にされた戦闘員達は、敢え無く割れた窓から墜落して行くのだった。
――だが、精神力だけで本来の力の差を覆せるほど、実戦の世界は甘いものではない。
「あぐぅッ……!?」
「小娘共が調子に乗りやがって、何が勇気だ! そんな曖昧なものに縋るしかねぇから、てめぇら人間は弱いんだよッ!」
この通路を制圧した、とニッテ達4人の主力メンバーが僅かに油断した瞬間。
物陰から飛び出して来た数人の戦闘員達が、瞬く間に彼女達の豊満な肉体を組み敷いてしまったのである。
――しかも彼らは、ただの戦闘員ではなかった。
半年前のエンデバーランド事件でも猛威を振るった、「腕力特化型」
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