北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第12話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
い」
「はぁ……!? じゃあなんで、なんでここまで来たのよ……!」
「ノバシェードの敵、そして人類の味方。それが俺達、『仮面ライダー』だからだ」
「……!」
「他に理由が必要だと言うのなら、君達で好きに決めてくれ。とにかくここは俺達に任せて、先を急ぐんだ!」
そんな彼女達に対し、ケージを筆頭とする4人の新世代ライダーは――黒死兵達に振るう拳を通して、自分達の「答え」を示していた。例え認められることなどなくても、自分達は自分達の使命を完遂するだけなのだと。
「……っ! ああもう、分かったわよっ! あんた達こそ、ヤバくなったらさっさと逃げなさいよねっ!」
「皆……ここは仮面ライダー達に任せよう。作戦通りに行かなくなった以上、彼らが黒死兵を引き付けている今しかチャンスは無いッ! 全員で市長公邸に急ぐんだッ!」
「りょっ……了解っ!」
散々自分達を拒絶したはずの解放戦線のために、敢然と黒死兵達に向かって行く4人の新世代ライダー。彼らは勢いよくロングコートを脱ぎ捨てると、一気に地を蹴って走り出していた。
そんな男達の決意を、その戦い振りから汲み取ったニッテ達は互いの顔を見合わせ――迷いを振り切るように、陽動に当たっていた他のメンバーも合わせた「全員」で、公邸に突入して行く。
ライダー達が陽動を引き受けている今ならば、解放戦線のメンバー全員で市長の救出に専念出来る。この好機を逃す手はない。ニッテは確実に目的を達成するべく、ライダー達の参戦を「利用」する判断を下したのだった。
「……本当に……気を付けてよねっ……!」
だが。彼女をはじめとする美少女兵士達は皆、公邸に突入する直前――激しい殴り合いを繰り広げているライダー達の方へと振り返り、物憂げな表情を浮かべていた。
全員での生還。その中には、ライダー達のことも含まれているのだと言わんばかりに――。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ