北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第9話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…あはぁうっ!?」
だが、その前に。M79の銃口が自分に向けられていることに気付いたのか、怪人の触手はエメラダのブラジャーに触れ、その「隙間」に潜り込もうとしていた。ジーンズの下に隠されていたTバックのパンティも、絡み付いてきた触手にずり下ろされそうになっている。このままでは、安産型の褐色巨尻も触手に狙われてしまう。
その感覚に短い悲鳴を上げるエメラダだったが、それでもM79は決して手放さない。柔肌に触れられた感触に眉を顰めながらも――彼女は動じることなく、引き金に指を掛けるのだった。
「……んっ、くぅうっ……!? ちょっと、おいたが過ぎるわね……! いい加減に……くたばりなさいッ!」
次の瞬間、エメラダのM79が火を噴き――その銃口から発射された硫酸弾が、プロトタイプγの顔面に命中する。その弾頭から飛び散った強力な硫酸が、怪人の生体装甲を溶かし始めていた。青緑の外殻がどろどろに溶け落ち、その下の内部組織が剥き出しになって行く。
プロトタイプγの弱点は、フィロキセラタイプの怪人としてはあまりに脆弱な生体装甲にある。それでも通常兵器に対してはある程度の耐性もあったようだが――硫酸によってその装甲も溶かされてしまえば、無防備な内部組織を守るものはもう何もない。
炸裂弾を何発撃ち込んでも怯まないのなら、まずは硫酸弾でその「鎧」を排除する。そのエメラダの読み通り、苦悶の声を上げてのたうち回るプロトタイプγは、完全に隙だらけになっていた。
「でかしたエメラダッ! ……よくも好き放題に弄んでくれたな、この化け物がッ!」
ならば、この好機を逃す手はない。その一心でステアーAUGを構え直した朔夜は、返礼と言わんばかりの弾雨を浴びせていた。
褐色の柔肌を這い回る触手の感覚に苛まれ続けて来た彼女は、積もりに積もった怒りをここぞとばかりに爆発させている。誰にも触らせたことなどなかったFカップの乳房に残る粘液の感触が、その怒りを倍増させていた。
「爆ぜて死ね女の敵ッ! 粉々になりなぁあッ!」
「……皆をいたぶってくれたお礼だよ、ありがたく受け取りなッ!」
無論、怒り狂っているのは朔夜だけではない。リリエラのM203グレネードランチャーも、ここぞとばかりに火を噴いている。そんな彼女の傍で触手に絡め取られていたカミラも、怒りを露わにしてサコーM75フィンライトを撃ち続けていた。
「今度こそ完全にくたばりなさいッ……! このッ、ド変態クソ野郎ぉおおッ!」
触手に囚われてもなお愛銃を手放さず、虎視眈々と反撃の機会を狙い続けていた彼女達4人は、ここぞとばかりに集中砲火を浴びせて行く。やがて、ニッテをはじめとする他のメンバー達もその猛攻に加勢し、全員の火力を叩き込む一斉射撃が再開されていた。硫酸弾によって
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ