北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第8話
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かに超える速度で触手を伸ばして来たのだった。粘ついた液体を帯びた触手が朔夜の足に絡み付き、瞬く間に捕らわれてしまう。
「ひっ……!? きゃあぁっ!」
「しまっ……うわぁあっ!」
ニッテ達の読みを大きく凌ぐ射程距離の長さと、挙動の速さ。それらに翻弄されるがまま、朔夜を含む解放戦線の美少女兵士達は、そのほとんどが一瞬のうちに触手に絡み付かれ、身動きが取れなくなっていた。
「不味い、皆がっ……きゃあぁあっ!?」
想像以上に長く伸びて来た触手の動きに驚愕しながらも、ニッテ達主力メンバーはコンバットナイフを引き抜き、仲間達の身体に纏わり付く触手を斬り落とそうとする。だが、そんな彼女達の豊満な肉体も、たちどころに触手に絡め取られてしまうのだった。
「ひっ……いぃっ!?」
「や、やめろ、離せぇえっ! さ、さわっ、触るなぁああっ!」
「きゃあぁあーっ!?」
2本しかなかったはずの触手はいつしか何本にも枝分かれして、解放戦線の美少女達の肉体に厭らしく絡み付いている。ウネウネと不規則に蠢くその触手は、凹凸の激しい彼女達の扇情的な身体を、丹念に舐めるように這い回っていた。美少女達の柔肌に滲む汗も、隈なく舐め取ろうとしている。
南米のアジトで研究されていた、完成版のタイプγがそうだったように。この「失敗作」の素体となった人間も、相当な「女好き」だったのだろう。その気になれば先ほどの戦闘員達のように一瞬で八つ裂きに出来るというのに、敢えてすぐには傷付けようともせず、ニッテ達の柔肌を味わおうとしている。知性を失っても素体の行動原理はある程度記憶しているため、このような挙動になっているのだ。
「……っ!? う、うそ、そんなところっ……や、やめろ、やめろぉおっ!」
「いやぁあぁああーっ!」
その悍ましい欲望を反映させている、無数の触手。身体中を這い回るその感触に悲鳴を上げる女傑達だったが、当然ながらプロトタイプγの「拘束」はこれだけでは終わらない。無数に分裂した青緑の触手は、滑った粘液を帯びたまま彼女達の柔肌に纏わり付き、戦闘服の「内側」にまで滑り込もうとしている――。
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