北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第7話
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匂い立つ「女」の芳香は、彼女が立派な「大人」であることを雄の本能に教えている。
白衣を翻して、桃尻をぷるんっと揺らしながら愛銃を構えている彼女は、「本社が占領されたせいで銃器を作ることが出来ない」……という極めて個人的な理由で解放戦線に参加しているのだが、ノバシェードの蛮行に対する義憤は本物であるらしい。自身の愛銃だけでなく、仲間達の銃もメンテナンスして来た彼女は、同胞達の活躍を横目に頬を緩めていた。
「そーそー。私達の街を壊しておいて、大義だとか何だとか、気取った言い方しないでよね。それ、ただのテロだから」
そんなラングニルの「助手」として、彼女の研究開発をサポートして来たスフル・アレイネも、愛銃を手に倒れ伏した戦闘員達を冷たく一瞥していた。
ツーサイドの三つ編みに結われた銀色の長髪を靡かせている彼女の手には、「とある鬼が戦いに破れて紛失したもの」と噂されている、骨董品の空気銃「音撃管・烈風」が握られている。オーファンズヘブンの骨董屋で眠っていた同銃をスフルが拾ってメンテナンスした結果、圧縮空気弾を放つ強力な武器として復活したのだという。
好奇心旺盛で、初めて見るモノはとりあえず触ってみるのがモットーだという彼女だからこそ、武器として使いこなせている代物と言えるのだろう。銃器の構造に詳しく、仲間達の武器のメンテナンスも行っている彼女の技量があってこそ、この「烈風」は現代に通じる武器として活用されているのだ。
?「……フフ、綺麗だぞぉ……僕のRL-6。後でしっかりとお手入れしてあげるからねぇ……」
「よーしよしよし。今日もちゃんと動いてるねぇ、私のトランペット空気銃! 今後もこの調子でよろしくぅ!」?
解放戦線の武器装備の開発・管理・整備を請け負う2人の天才技術者は、恍惚の表情で愛中に頬を擦り付けている。近場の敵をあらかた一掃し終えたヴィクトリアとレオナは、そんな2人の様子にため息をついていた。
「ラングニル、スフル。愛銃にご執心なのは結構なことだが……『例の物』の調整はどうなっているんだ?」
「最初のプラン通りに行かなかった時は、恐らく私の『愛車』が戦力として必要になります。あなた達の整備じゃないと……『アレ』は、完成しません」
ヴィクトリアとレオナの「懸念」を耳にしたラングニルとスフルは、一度顔を見合わせると同時に胸を張り、「何も問題はない」と言わんばかりのドヤ顔を披露している。Eカップを誇るスフルの乳房はぷるるんっと揺れ動いていたが、ラングニルの貧乳は微動だにしなかった。
「オ〜ララ〜……心配させちゃったかな? ごめんねヴィクトリア、レン。実は『アレ』、もうとっくに完成してるの」
「フッ、案ずることはない。君達2人の『秘密兵器』なら、今スフルが言った通り……僕らが
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