北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第6話
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だが、Fカップの巨乳と安産型の巨尻は包帯を内側から押し上げ、これでもかと主張している。
そんな彼女は豊満な乳房と桃尻をぷるんと揺らしながら、無音で敵の背後に忍び寄り、銃剣の一突きで相手の命を奪い続けていた。
改造人間が相手であろうと躊躇いなく接近戦を挑んで行く彼女の自暴自棄振りには、近くに展開している他の仲間達も心配げな視線を向けている。
「マミーさん、危ないっ!」
「ぐはぁあっ!」
その1人である9歳の少女――アロマ・ミュラーは、イングラムM10をベースとする「G-M01サブマシンガン」を連射し、阿須子の背中を狙おうとしていた敵を蜂の巣にしてしまう。
年齢故に小柄な自身の体躯と、サプレッサーを装着しているため銃声が出ない同銃の特性を活かして、彼女は銃撃戦の弾雨を掻い潜って敵兵の背後に回り込んでいたのだ。後方からも攻撃を受けていることに気付いた戦闘員達に動揺が走り、彼らは四方に散開しようとする。
「くそッ……! 解放戦線の奴ら、後ろにも回り込んで来たのかッ!? ただの小娘共なんじゃなかったのかよッ! とにかく公邸の本隊に連絡を……ッ!?」
彼らは撤退しながら、本隊に連絡を取って増援を呼ぼうとするのだが――その前に、容赦なく頭を撃ち抜かれてしまう。
硝煙が立ち上る銃口を彼らに向けている少女達は、命を奪ってしまった悲しみに肩を震わせながらも、気丈に目の前の「現実」を見据えていた。
「……ごめんなさい。私達、ここで足止めされるわけには行かないのっ……!」
13歳の少女、サガ・マーミル。右目の下から右腕の大部分と、右胸部分まで広がっている無惨な火傷跡を持っている彼女は、AKMSUカービンの銃口をわなわなと震わせている。
旧シェードのテロで家族を失い、自らも右半身に深い火傷を負った彼女は、今も後遺症に苦しめられている。それでも同じ境遇の仲間達を想い、銃を取る道を選んだのだ。
敵とは言え、人の命を奪ってしまった事実に震えながらも。その眼は後悔などないと言わんばかりに、真っ直ぐに前だけを見つめている。だが、仲間達のために幼い手を汚したのは、彼女だけではない。
「お、お姉ちゃん達は、私達が守るんだぁっ……!」
ノバシェードから鹵獲したエネルギー銃「シェードガン」から放たれた熱線で、戦闘員の後頭部を撃ち抜いてしまった6歳の少女――リエリス。最年少メンバーである彼女もまた、実姉のように慕って来た孤児仲間達のために、ここまで来てしまった1人なのだ。
玩具のような外観の銃を握っている姿だけを見れば、年相応のようにも見えるが――今の彼女は紛れもなく、本物の銃を握って戦場に立っている兵士そのものなのである。
戦闘員が補助武器として携行しているこのシェードガンは本来、戦闘員
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