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仮面ライダーAP
北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第4話
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応次第では国の未来にも関わる重大な危機でもあるのだ。

 政府の立場としては、何としても空爆の決行だけは回避したい。だが、テロに屈するわけには行かないのも事実。それに市長の救出を目指していた特殊部隊を失い、面子を潰されかけている正規軍の中には、空爆に意欲的な武闘派も居る。

 約半年前。この某国の首都で発生した大規模テロ「エンデバーランド事件」で活躍し、勲章を授与されたこともある女傑――ヘレン・アーヴィング特務捜査官。
 任務のため首都に身を置いていた彼女の説得がなければ、今頃とうに軍部は武闘派の圧力に屈し、空爆に踏み切っていたところだ。

 誰もが振り向く絶世の美貌。透き通るような色白の柔肌。引き締まった腰回りに反した特大の爆乳と、安産型の巨尻。そして、エンデバーランド事件の英雄という、圧倒的な名声と発言力。
 その全てを兼ね備えている彼女の言葉は、武闘派の軍人達でも決して無視出来るものではなかったのである。

 少しでも長く彼女の匂いを近くで堪能しようと企んだ武闘派の高官達は、エンデバーランド市内の軍事基地内に「交渉」の場を設け、説得に訪れた彼女の美貌と乳揺れに鼻の下を伸ばし続けている。
 すでにヘレン本人からはその意図も見透かされており、呆れ果てたようなジト目で睨まれることも少なくないのだが、そんなことはお構いなしであった。

 彼女が常に羽織っている「黒のロングコート」でも隠し切れない抜群のプロポーションは、絶えず高官達の意識と視線を釘付けにしており、空爆への決断を大きく鈍らせているのだ。だが、そんなものは単なる「時間稼ぎ」に過ぎない。

 今はヘレンの説得で辛うじて踏みとどまっている状態だが、その説得の根拠となっている新世代ライダー達が失敗すれば、軍部も彼女の言葉に耳を貸すことは出来なくなる。
 武闘派の高官達がヘレンの美貌に魅了されている今のうちに、穹哉達は是が非でも市長とこの街を解放せねばならないのだ。だが、解放戦線の美少女兵士達は彼らの背後関係を察しつつも、猜疑心を剥き出しにしている。

「……あなた達『仮面ライダー』が来たのは、それが理由なのですか? 私達の力なんて、信用ならない、とでも?」
「好きに思ってくれれば良い。俺達は、俺達の役目を果たしに来ただけだ」

 忠義の言葉に眉を顰める、冷静沈着な組織の頭脳(ブレイン)――レオナ・ロスマンは、正信の背中に突撃銃の銃口を押し当てたまま、冷たい声色で呟いていた。ドラムマガジンとM320グレネードを装着した、突撃銃「H&K XM8」だ。
 色事の類とは無縁、と言わんばかりのクールな佇まいではあるが、その扇情的なボディラインは彼女の戦闘服を内側から激しく押し上げており、Fカップの巨乳と安産型の桃尻で、今にもはち切れそうになっている。彼女の怜悧な美貌と蠱
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