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仮面ライダーAP
北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第3話
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てられないわ」

 組織のリーダーとして、常に冷静であろうと努めている彼女だが、愛銃「ボフォースAk5」の負い紐(スリング)を握り締めているそのか細い手は、熱い義憤に震えている。
 174cmという長身の持ち主である北欧系の爆乳美女。そのきめ細やかな白い肌に滲む甘いフェロモンは、硝煙の匂いでも掻き消せないほどの濃さであった。

 彼女をはじめとする解放戦線のメンバー達は皆、この難民キャンプの中で絶大な人望を得ているらしく。道行く避難民達は老若男女問わず、ニッテ達の姿を見るなり笑顔で手を振っている。
 彼女達の美貌は前々からこの街でも評判であり、行く先々で男性達から求愛(アプローチ)されることも珍しくはないのだという。もっとも、彼女達の多くは色恋沙汰には興味がないのか、ごく一部を除けば誰とも「深い仲」に発展したことはないのだとか。

 そんな彼女達は避難民の人々に対し、華やかな笑顔で手を振り返しているのだが。一方で、ライダー達4人には冷たい視線と銃口を向けていた。避難民達も、得体の知れない余所者である穹哉達に対しては厳しい視線を注いでいる。

(……穹哉さん。何つーか……さっきからずっと、男連中からの目線が特にキツいんですけど。俺達って一応、銃口向けられてる捕虜ですよね? 羨ましがられる要素ゼロですよね?)
(そんな扱いですら羨ましがられるくらい、彼女達はこの街の人々から絶大な支持を集めている……ということらしいな。彼女達の勇敢さを鑑みれば、それも当然のことだろう)
(はぁ〜……全く、モテる男は辛いっすねぇ。この子達と連絡先交換するまでに、何丁の銃に囲まれちまうんだか)

 特に、若い男達からの「嫉妬」の眼光は凄まじいものであった。殺意を向けられ、銃を突き付けられている立場であろうと、自分達の「憧れの的(アイドル)」である美少女達の側を歩いていることがよほど許せないらしい。
 穹哉と忠義は純粋な敵意とは違う気配に顔を見合わせ、互いになんとも言えない表情を浮かべている。正信とジャックも同様の反応を示しているようだった。

「……奴らが突然、この街を襲ってから1週間。たったの1週間でこの有様だ。しかも奴らは市長を人質に取って、莫大な身代金を政府に要求している。警察も軍隊も、奴らには……まるで歯が立たなかった」

 組織のサブリーダーである、ヴィクトリア・フリーデリーケ・フォン・ライン・ファルツ。かつてこの国で栄華を極めていた大貴族・ファルツ家の末裔である彼女も、穹哉達に対しては冷たい銃口を向け、敵愾心を剥き出しにしている。

 ジャックに愛銃「SIG MCX Spear」の先を向けている彼女もまた、リーダーに決して劣らない絶世の美少女であり。1歩進むたびに110cmという超弩級の爆乳が、たゆんたゆんと躍動していた。

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