凶兆編 仮面ライダータキオン&エージェントガール 中編
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せていた。
片手でハンドルを握ったままでは、再装填は難しい。そこで彼女は、身体をくの字に仰け反らせることによって、自身の爆乳をどたぷんっと弾ませると――その白い谷間から、次の弾倉を「発射」させていた。
(正直、私もあんまりやりたくないんだけど……結構便利なのよね、これッ!)
白い爆乳のたわわな弾みで、その深淵から飛び出して来た弾倉。そこに向かってワルサーPPKのグリップを振り下ろし、空中で再装填を終えたヘレンは、即座に射撃を再開して行く。その鮮やかな再装填と連射により、追手のバイクはほどなくして全滅してしまうのだった。
だが、それで終わりではない。如何に手練れだろうと、たった1人の人間の力で対処し切れるほど、ノバシェードは甘い相手ではない。
「……! い、いかんアーヴィング捜査官! 前がッ!」
「えっ……!?」
後部座席から前方を目にしたベイカーが声を上げた瞬間――4人の戦闘員達が、高級車の前に飛び込んで来たのである。
異様に肥大化した両腕を持つ、「腕力特化型」の改造人間である彼らは、走行中の高級車を真っ向から受け止めようとしていた。
「調子に乗りやがってぇえッ!」
「し、しまっ……きゃあぁああッ!」
「うわぁあぁあッ!」
失敗作とはいえ、改造人間は改造人間。その事実を思い知らせるように、高級車の追突を受け止めた戦闘員達は、そのまま力任せに車両を横転させてしまうのだった。
ヘレンとベイカーの悲鳴すら掻き消す衝撃音と共に、車体が地を転がって行く。その回転が終わった直後、ヘレンは苦悶の表情で車両から這い出ていた。
彼女が立ち上がった弾みで、ぶるんっと乳房と巨尻が揺れる。その躍動に目を奪われつつ、ベイカーも横転した車両から何とか抜け出そうとしていた。
「だ、大丈夫ですか市長っ……!」
「あ、あぁ、何とかな……!」
一足早く車両から脱出したヘレンは、地を這ったままのベイカーを車両の下から引き出そうとする。だが、彼女の背後を取っていた戦闘員達は、瞬く間にその豊満な肢体を取り押さえてしまうのだった。
「あぐっ!?」
「へへ……仲間達が随分と世話になったみてぇだな? 勇敢な女捜査官さんよっ!」
「ア、アーヴィング捜査官ッ!」
ついに捕われてしまった女捜査官の豊満な肉体に、戦闘員達が下卑た声を上げる。そのグラマラスな肉体を覆う黒スーツが、紙切れのように引き裂かれて行く音が、ベイカーの叫びを掻き消していた。
「きゃあぁああっ!? は、離しなさい! 離せぇえっ!」
「俺達をここまで手こずらせるくらいなんだ、もしかしたら改造人間の力で可愛がっても……壊れねぇかも知れねぇなァ?」
「い、いやぁああっ!」
珠のような柔肌を際立たせる黒のブラジャーとTバックの
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