凶兆編 仮面ライダータキオン&エージェントガール 前編
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を向けていた兵士達の方だったのである。
「な、なんだ……!? 何が起きたというのたッ!?」
死を覚悟したベイカーの前に、頭部から血を流した兵士達が次々と倒れ伏して行く。その予期せぬ展開に、ベイカーは腰を抜かしたまま瞠目していた。
やがて、そんな彼の前に拳銃を携えた1人の美女が駆け付けて来る。黒のスーツに袖を通した北欧系の美女は、艶やかなブロンドのショートヘアを風に靡かせ、鋭い眼差しで拳銃を構えていた。
「何だあの女……がぁッ!?」
「ぐはッ!?」
その存在に気付いた他のノバシェード戦闘員達は、彼女を排除しようとM4カービンの銃口を向けるが――彼女の両手に握られた「ワルサーPPK」が、それよりも疾く火を噴く。
発砲の弾みでばるんっと弾む爆乳は、整然とした黒スーツを内側から押し上げており、今にもはち切れそうになっていた。安産型の巨尻も、破けてしまいそうなほどにパンツの繊維を圧迫している。
グラビアモデルすら圧倒するほどの暴力的なプロポーションの持ち主である、怜悧な爆乳美女。焦燥故に頬から滴る冷や汗から、甘い女の芳香を漂わせている彼女は、正確無比な射撃で戦闘員達の急所を撃ち抜いていた。
やがて近辺の戦闘員達を全員排除してしまった彼女は、周囲を警戒しながらベイカーの隣に座るように、高級車の陰へと滑り込んで行く。素早く弾倉を交換して再装填を終えながら、彼女はベイカーに手を差し伸べていた。
「オーファンズヘブンの市長、ドナルド・ベイカー様ですね!? 助けに来ました、早くここから逃げましょう!」
「き、君は……!?」
「ノバシェード対策室所属、ヘレン・アーヴィング特務捜査官です。奴らの情報を追ってこの街に来たところだったのですが、一足遅かったようですッ……!」
彼女の名はヘレン・アーヴィング。5年前、仮面ライダーAPと共に旧シェードのテロと戦っていた、ロビン・アーヴィング捜査官の実妹である。
かつて旧シェードに攫われ、改造されそうになっていたところをAPに救われて以来、彼女は旧シェードのようなテロリスト達に負けない「力」を渇望して来た。
その想いから兄の背を追うように過酷な訓練を乗り越え、ノバシェード対策室の特務捜査官にまで登り詰めたのである。鍛え抜かれ、引き締まっている腰回りに対してあまりにもアンバランスな爆乳と巨尻は、黒スーツにぴっちりと密着しており、彼女のボディラインをあるがままに浮立たせていた。
これまで対峙して来た犯罪者達は元より、共に戦って来た上司や同僚達も生唾を飲むほどの圧倒的な美貌とプロポーション。そのグラマラスな肉体と揺れ動く乳房には、ベイカーも思わず目を奪われていた。
だが、今はそんなことに気を取られている場合ではない。ヘレンの髪
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