特別編 仮面ライダー羽々斬&オリジンモンスターズ 第19話
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だ。中にはコンバットナイフを落としてしまう者もいた。
「……! 見ろ、黒死兵達の動きが……鈍ってる!?」
「一二五さんが『本体』を仕留めたんだ……!」
「よし……行くぞ、皆ッ!」
ライダー達もすでに瀕死の状態だったが、その光景に勝機を見出した彼らは死力を尽くし、最後の総攻撃に動き出して行く。
この数時間をギリギリのところで耐え忍んでいた彼らは、各々の「必殺技」でこの窮地を打開しようとしていた。
「つまらん遊戯もこれで終わりだ……! 永遠に眠れ、黒死兵ッ!」
右足に全神経を集中させ、その打点に全ての力を込めた「G-1キック」を放つ仮面ライダーN/G-1。
「これでッ……終わりだぁあぁあッ!」
天高く跳び上がり、赤熱する片脚から「爆炎脚」を繰り出す仮面ライダー炎。
「……『お仕置き』の時間よ、坊や達。せいぜい苦しんで……逝きなさい」
専用の蛇腹剣で付けた傷口に、バイオナノマシンを投与する「ドラッグハック」。その毒性攻撃により、黒死兵達を体内から崩壊させて行く仮面ライダーヴェノーラ。
「俺も負けてられませんッ……セイヤァアアーッ!」
足裏の噴射機を利用して飛び上がり、両脚での飛び蹴りを放つ「charging finish type kick」で、周囲の敵を一掃するパトライダー型式2010番type-000。
「数にモノ言わせて、散々好き放題にブン殴ってくれた礼だ……! たっぷり味わいやがれッ!」
真上に蹴り上げた黒死兵達目掛け、渾身の力を乗せた追撃の回し蹴り「イグザードノヴァ」を叩き込む仮面ライダーイグザード。
「この一閃で……終わらせるッ!」
エネルギーネットで拘束した黒死兵達を「レイスラッシュ」で纏めて斬り刻む仮面ライダーオルタ。
「いい加減に……全員纏めてッ! 吹っ飛んじまいなァァッ!」
そして――四肢に装備された無限軌道による助走を得た水平キック「パンツァーストライク」で、残る全ての黒死兵達を片っ端から蹴散らして行く仮面ライダーパンツァー。
彼が最後の力を振り絞って繰り出した、怒涛の必殺技により――放送局の入り口を塞いでいた黒死兵達は、ついに全滅するのだった。ニコラシカ級の戦闘力を持っていた20体以上もの怪人が、たった7人のライダーに敗れ去ったのである。
「本体」のプラナリアンが力尽きた上に、原型を維持することも叶わないほどのダメージを受けた彼らの肉体が、泡となって溶解して行く。その光景を見届けたライダー達が、力尽きたように尻餅を着いたのは、それから間も無くのことだった。
「み、道が開いたぞ! 助かるんだ……!
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