特別編 仮面ライダー羽々斬&オリジンモンスターズ 第18話
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ぁあぁあっ……!」
やがて――重機関銃の弾雨に耐え切れず、力尽きたように瓦解して行くG-verYの外骨格。その下に隠されていた絶世の美女が露わにされた瞬間、彼女は艶やかな髪をふわりと揺らして、膝から崩れ落ちてしまうのだった。
「はぁ、はぁっ、ん、くっ……!」
「ふ、ふふっ……良い格好だな、仮面ライダー。残念だったが、俺を黙らせるには数発ほど弾が足りなかったようだな」
上気した貌で艶めかしく息を荒げ、女座りの姿勢で両手を着いている爆乳美女――水見鳥清音。紅衛校の弾雨によってG-verYの装甲を剥がされた彼女は、その美貌とあられもない姿を晒されていた。
雪のような色白の柔肌。推定Gカップの乳房を包み込む、黒レースのブラジャー。安産型の巨尻にぴっちりと食い込んだ、Tバックのパンティ。鍛え抜かれ、引き締まった腹筋とくびれたウエスト。
そのほとんどが容赦なく露わにされており、美しい長髪の先が、しとどに汗ばんだ肉体にじっとりと張り付いている。蠱惑的な香りを滲ませる汗が、白い乳房の谷間を伝っていた。
そんな光景を目の当たりにすれば、誰もが紅衛校の勝利を確信するだろう。
G-verYの装甲服を完全に破壊された清音自身も、その決着を受け入れざるを得なくなっていた。2mを超える巨漢の影が、へたり込んだ爆乳美女の身体を覆い隠すように伸びている。
――だが。「真相」は、違っていたのである。
「だが……見事な『火力』、だっ、た……!」
紅衛校は最後に、清音が纏っていたG-verYの「火力」を認め――崩れ落ちるように倒れてしまったのだ。その際の轟音が、この戦いの「真相」を告げている。
G-verYが重機関銃の弾雨を全て浴びていたように。紅衛校もまた、「曼珠沙華」の全弾を1発残らず全身で受けていた。
両者の得意分野が同じだったように。鈍重故に回避行動には不向きであるという「弱点」もまた、共通していたのだ。
なまじ体格が優れている分、紅衛校の方がより多くの直撃を受け、ダメージを蓄積させられていたのだろう。
僅かな差だが――最後の最後で競り勝ったのは、G-verYこと清音の方だったのだ。
「はぁっ、はぁあっ、んはぁっ……!」
晒された柔肌を衆目から隠すため、紅衛校が着ていた野戦服の上着を羽織った清音は、腰が抜けたように女座りの姿勢から動けずにいた。
鎧を全て削ぎ落とされたことによる「死」への恐怖。その極限の緊張感が、まだ解れていないのだろう。
激しく肩と乳房を揺らしている彼女は、桃色に染まった肌にじっとりとした汗を伝わせ、蠱惑的に息を荒げている。雄の本能を掻き立てる甘い芳香が、その汗ばんだ柔肌から滲み出ていた。
「……最後の瞬間まで、自分が満たされることしか頭にないな
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