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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
AXZ編
第149話:その心は金剛より硬く
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る。
「さ〜て、タネも仕掛けも無いマジックショーの開幕だッ!」
「一番槍はアタシ達だッ! 響ッ!」
「はいッ! 行きますッ!!」
「変身ッ!」
〈フレイム、プリーズ。ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!〉
「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」
「Balwisyall nescell gungnir tron」
早速変身した颯人達は、取り合えず横をついて来ている軍用車を排除した。手持ちのライトを取り出し颯人達の姿を確認しようとした兵士の前に、奏が躍り出て気を引いている間に颯人が機銃を撃ち抜き、響が横から車両を殴り飛ばし横転させる。
その騒ぎで施設の方にも異常が知れたのか、サーチライトが周囲を照らすと同時に警報が鳴り響く。そして警報に反応する様に、施設内に仕掛けられたアルカノイズ射出装置が起動し施設内をアルカノイズが埋め尽くす。
騒動が起こった事に、強制労働させられていたらしき人々が慌てて逃げ惑う。颯人達は彼らが戦闘に巻き込まれないよう、注意しつつアルカノイズと迎撃に出てきた兵士を無力化していく。
「オラオラオラァッ!!」
奏が振るう槍が次々とアルカノイズを薙ぎ払う。狙いをつける必要もない程蔓延るアルカノイズは、槍を一振りするだけで次々と赤い塵となって崩壊していった。
「ハァァッ!!」
その向こうでは翼が流れるような動きでアルカノイズ達を切り伏せ…………
「うおぉぉぉぉっ!!」
また別の場所では、クリスのアームドギアが変形したガトリングが瞬く間にアルカノイズを蜂の巣にしていった。
「フンッ! セイッ! ヤァァッ!」
逃げ惑う人々に被害が及ばぬよう、響は拳と蹴りで迫るアルカノイズを叩き潰していく。
そんな彼女らの活躍に、兵士も黙ってはおらず銃を持ち出し対抗した。
だが彼らは即座に魔法の鎖で動きを拘束される。
〈バインド、プリーズ〉
「うわぁっ!?」
「な、何だぁッ!?」
「暫く大人しくしてな」
兵士達を無力化した颯人が近付くアルカノイズを切り伏せる中、透は1人民間人を守るべく奔走していた。流れ弾や、アルカノイズの攻撃の余波が彼らに危害を及ぼさないとは限らない。
実際兵士の撃った流れ弾の幾つかが彼らに迫ろうとしていた。透はそれを素早く叩き落とし、戦闘の余波で建物が彼らの上に崩れ落ちそうになったら魔法で彼らを守った。
「あ、ありがとう……!」
1人の少年が、助けられた事に感謝の言葉を口にする。透は少年に大丈夫と頷き避難を促そうとして……
「?……」
その少年の顔に既視感を覚えた。この少年、誰かに似ているような気がする。
「な、何……?」
自分の顔を見つめてくる透に少年が
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