第五章 トリスタニアの休日
第七話 狐狩り
[12/12]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
と、身を屈めて士郎の耳元に顔を近づけると、
「この間は素敵な経験をありがとうございました……また、お願いいたしますね」
「っ! またって」
ルイズに見えないように、士郎の顔で自分の顔を隠したアンリエッタは顔を耳元からずらすと、唇を士郎の首元に寄せ、
「なっ?!?」
「それではまた」
チュッと微かに音を立てて士郎の首元を吸うと、微かに赤く染まった顔で士郎たちに笑い掛け、ドアからアニエスと共に出て行った。
士郎はアンリエッタに吸われた首元を手で抑えながら、ゆっくりと横を向く。
「……シロウ……姫さまと一体何があったの?」
とてもいい笑顔で笑いかけてくるルイズに、士郎は今日は眠れないなと確信を持った。
「……なんでさ……」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ