アイリーン・ベルセリオン
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をやらないと。
第三者side
「やだ。俺知らない」
ウェンディと対峙しているネバル。彼はスカリオンから念話により撤退の指示を受けていたがそれに反旗を翻していた。
『ネバル!!』
「うるさい!!俺・・・マユマユ食べる!!」
「私はマユマユでもないし食べ物でもありませんよ!!いい加減にしてください!!」
自身を食べると宣う彼に怒りが頂点に達したウェンディはドラゴンフォースを解放し、自身の動きを制限していた繭を破壊する。
「ドラゴンフォース。それ・・・俺もできる・・・でも・・・第五世代のドラゴンフォース・・・少し違う」
『よせ!!ネバル!!それは禁止されている!!』
舌なめずりするネバルはスカリオンからの念話を無視して魔力を高めていく。その魔力の変化は目の前にいる少女もすぐにわかるほど大きなものだった。
「第五世代のドラゴンフォース!?」
手首についているリングを破壊しさらに魔力を高めていくネバル。その異常とも言える魔力の高さに少女は恐怖を感じ、後ずさっていた。
ドッ
筋肉隆々になったネバルが少女へと接近し拳を打ち込む。彼女はそれを両手でガードするが、彼は空いている左手で彼女の無防備になっている腹部を叩き上げ、少女の身体は宙へと舞い上がった。
男の手が入った部位の衣服が破れるほどの一撃。それを打ち出したにも関わらずネバルはすでに少女よりも上空へと飛び上がっており、両手を合わせ彼女の背中を叩き、地面へと打ち下ろす。
地面に打ち付けられた少女は咳き込みながらもすぐに起き上がり、敵の位置を確認する。ネバルはなおも追撃に向かってきており、少女はブレスで対抗しようとする。
「天竜の・・・咆哮!!」
「粘竜の咆哮!!」
ぶつかり合う両者のブレス。そのブレスは互角だったのか相殺されたかに見えたが、ネバルはそれをうまく使い少女の四肢を拘束する。
「全属性耐性上昇!!神の王冠!!」
無防備になっている自身を守るために防御力を上げたウェンディだったが、ドラゴンフォースを解放したネバルの攻撃はそれをもう上回るほどの威力。
それも一撃では終わらない。幾度となく無防備な少女へと攻撃を繰り返したネバルは、彼女のドラゴンフォースが解けたのを見てつまらなそうに攻撃を中断する。
「マユマユ死んだ?」
微動だにしない彼女の頬を掴むと苦しそうな声が聞こえ、彼は満足そうにしていた。
「よかった、まだ生きてる」
それに安堵した彼は彼女の拘束を解くと力なく地面に仰向けになっている少女を見下ろす。
「どこから食べてほしい?手?足?お腹?ねぇ?」
呼吸も絶え絶えで苦しい様子のウ
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