第三十三話
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第三十三話 オートミール
野上君が朝食を食べている時に今田先生も朝食を食べていた、この時先生は使い魔達に作ってもらったものを食べていたが。
それはオートミールだった、先生はそのオートミールを食べながら作ってくれた使い魔達に話した。
「朝のオートミールは最高ね」
「そうですね」
「ご主人様の好物の一つですね」
「お好きな朝ご飯の一つですね」
「ですから今朝はこちらにしました」
「オートミールにしました」
「そうなのね、美味しいわ」
スプーンで皿の中のそれを食べつつにこりと応えた。
「とてもね」
「それは何よりです」
「ではお召し上がり下さい」
「おかわりもありますので」
「ご安心下さい」
「そうさせてもらうわ。それでだけれど」
先生はさらに言った。
「今朝はこれとよね」
「はい、苺もあります」
「昨日いいものがあったので」
「それを買わせてもらいましたので」
「そちらもお食べ下さい」
「そうされて下さい」
「そうさせてもらうわ」
先生は苺も見て話した。
「是非ね」
「こちらもお代わりがあります」
「存分にお楽しみ下さい」
「そして朝からです」
「快く過ごされて下さい」
「確かなものを食べれば」
朝にというのだ。
「それだけ頑張れるわね」
「左様ですね」
「朝に何を召し上がるか」
「それは極めて重要です」
「ですから今朝はです」
「オートミールと苺をお召し上がり下さい」
「それもたっぷりとなのね」
白い皿にある温かいオートミールを食べながら応えた。
「食べていいのね」
「左様です」
「足りないのでしたら他にもあります」
「オレンジもありまし」
「パンもあります」
「いえ、その二つで充分よ」
オートミールと苺でとだ、こう答えてだった。
先生はその二つを食べていった、お代わりもして堪能したうえで一日をはじめたのであった。
第三十三話 完
2023・2・3
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