第一章
[2]次話
百日後の再会
アメリカメリーランド州において。
今ハスキー家の面々は家族を必死に探していた、だが。
「折角な」
「ええ、見たって聞いてそっちに行ったら」
一家の主婦であるファーレンアジア系の顔立ちで黒く短い髪の毛の彼女は夫のトーマス逞しい身体つきの彼に言った。
「そうしたらね」
「警戒してな」
「逃げたからね」
「レイアはな」
夫はその家族のことを話した。
「ずとな」
「ええ、パピーミルのところでね」
所謂悪質ブリーダーである、アメリカでもこうした輩が問題になっているのだ。
「いてね」
「そこから保護されてうちに来たが」
「それで七年うちにいたけれど」
「その時のことがな」
悪質ブリーダーのところで虐げられていたことがというのだ。
「やっぱりな」
「トラウマになっているのね」
「だからな」
その為にというのだ。
「僕達が来ても」
「逃げたわね」
「ああ、こうなるんだったら」
夫は深い後悔を感じて言った。
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