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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第五話 あれから、何年?それと、息子いたの?
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け周りを救えようが、必ず心配する人が周りに出てくる。
 その人たちを悲しませない為にも、一人ではなく、みんなで協力してやる方が良いんだ。

 立った一人の独断行動で周りに被害をだす馬鹿は俺だけで良い。


「何よ、自分が一番無理してた癖に」

「あぁ」

「自分が倒れた時、どれだけ心配したと思ってるのよ」

「……え?」


 そこでリンディは急にハッとし、顔を俺から反らせた。
 俺が目を合わそうとしても合わせてくれない。すぐに何処かへと向いてしまう。

 
「まぁ、いいや」


 そこで話を切り、違う話題へと変更する。

 そうだな、あれでも聞いてみるか。


「リンディって子供いた?」

「え、いるわよ。一人」

「男?女?」

「男よ。名前はクロノって言うの」


 ほぉ、クロノ君かぁ。良い名前でないか。
 俺の予想、だいぶ魔導師の素質があってすごい真面目そうな子だろうな。

 結構なイケメンだろうな。クライドの息子ならあり得そうだ。


「隼人はどうなの?」

「え、俺?」

「えぇ」


 俺の家族と言えば、なのはが一人だな。

 そう思って、ふと思い出した。

 店の壁に飾ってある時計を見てみる。
 時刻は既に4時を過ぎていた。

 不味い、なのはを向かえに行かないと。


「悪い、ちょっと用事を思い出した」

「え?どうしたのよ、いきなり慌てだして」


 急いで、カウンターを片づけて、店の外に置いてある看板を中に入れてから「準備中」の看板を外に出したままにしておく。

 また店に入り、扉の鍵を閉めて、急いで厨房へ入り階段をダッシュで登って2階のリビングから車のキーを取ってきてからエプロンを脱いで注文カウンターに置く。

 これまで放置していたリンディの事を思い出すと、このままにしておくのも悪いのでご同行願う。


「リンディも来る?」

「どこに?」

「幼稚園にいる娘のお迎えに」

「ええぇ!!隼人って娘いたの!?」

「はぁ!?何だよその反応は!俺にだって一人くらい娘がいったって良いだろうが!!」


 兎に角、リンディの手を引っ張って裏口から出て車に乗り込み、エンジンを掛けてアクセルを踏む。






「で、ここが隼人の娘がいる幼稚園?」

「うむ、そうだが」

「子供が多いわね……」

「当たり前だろう、ここの幼稚園は結構多い方らしいからな」


 とりあえず、車を降りて幼稚園の玄関まで向かう。
 足を五歩くらい前に出すと一度立ち止まる。

 理由は簡単。


「別にお前までこなくて良いんだぞ?」

「別に良いじゃない。せっ
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