第77話 懐かしい再会と新たな出会い
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に習って『ぐっず』とやらを集めているんだ」
「そうなんですか!なら私がおすすめするグッズを教えますね!例えば……」
どうやらラウラと波長が合ったようでイキイキとみっしぃのグッズについて話し始めた。俺は付いていけないな……
「そういえばロイドは元気にしているか?手紙でやり取りしてるけど顔は全く見ていないからな」
「兄さんは元気ですよ。ガイさんのような警察官を目指して日々努力し続けています」
「そうか、ロイドも頑張ってるんだな。ガイさんもきっと喜んでいるよ」
「そうですね……」
俺はティオにロイドの事を尋ねた。あいつが警察官を目指して頑張っているのは知ってるが体を壊していないか心配だったんだ。でもティオの話を聞いて元気にやってるようで安心した。
ガイさんが殉職したと聞いて俺はかなりのショックを受けたが彼を親のように慕っていたロイドはそれ以上にショックを受けて一時期あの元気さが嘘のように消沈していた。
だがセシルさんやティオ達の励ましで立ち直り今では前を向いて進んでいる。
ガイさんも空の女神の元でそれを見ているはずだ。俺も頑張らないとな。
そうこうしている内にトラット平原のストーンサークルにまでたどり着いた。途中で珍しい水色のヒツジンに襲われたが難なく撃退して装置を設置する。
「……よし、これで問題無いですね」
「流石技術者だね。わたしじゃ全然分かんないよ」
「ふふっ、フィーさん達だってヒツジンを簡単に撃退したじゃないですか。私じゃそんな事は出来ませんよ?」
「そうかな?ティオも強くなってたよ。アーツの使い方が上手だった」
フィーの言う通りティオも昔と比べると強くなっていたな。アーツを使って援護してくれたしそういう才能もあるのかもしれないな。
装置を起動させた俺達はツァイスの中央工房に戻って皆と合流した。どうやら全員無事に装置を設置できたようだな。
「そっか、エステルはカシウスと会えたんだね」
「うん、忙しそうだったけど元気そうで安心したわ」
フィーとエステルがカシウスさんに会ったという話をしていた。どうやらエステルはレイストン要塞で偶然カシウスさんと会えたみたいだ。
「他には何か言ってなかったの?」
「ルトガーさんと協力して情報を集めているみたいよ。その中で身喰らう蛇は執行者の上に『蛇の使徒』と呼ばれる最高幹部がいるみたいなの、ただそれくらいしか分かってないみたいね」
「普通に大事な情報だよね、それ。キリカには報告したの?」
「勿論したわよ、後で説明がされるんじゃないのかしら?」
さらっと重要なことを話したエステルにフィーが驚いた顔でそう言った。身喰らう蛇の組織構成を少しとはいえこの
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