第77話 懐かしい再会と新たな出会い
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「はあ……まあ確かにイリーナさんって仕事人間だし想像は出来るな……でもあの人の娘なら技術者としても優秀なのでは?」
「うむ、実際かなり優秀な子じゃな。認めたくないがグェンの孫なだけある」
イリーナさんは凄く優秀な経営者だけどいつ休んでるのか分からないくらい働いている。案の定娘はほったらかしのようだ。
まあイリーナさんなりに気にはしているんだろうけどアリサに伝わらないと意味ないよな……
「しかし良く引き受けましたね。リベール王国はエレボニア帝国と戦争したのに……」
「まあな。じゃがいつなでもそれを引きずっていては技術は進歩せん、ここでラインフォルト社にコネを作っておけば後々役に立つと思ったしのう」
「しっかりしていますね……」
俺はラッセル博士の考えにちょっと感動した。帝国に良い思いはないはずなのにこういう風になり切れるのは人生を長く生きてきた貫録を感じるよ。
「ところで何故私達を呼んだんですか?」
「実はな……」
ラッセル博士は二人に事情を説明した。まあ結社の事は伏せているけどな。
「なるほど、地震の対策の為ですか。そういうことなら協力させてください」
「私も恩返しがしたいしそれくらいなら全然かまわないわ」
「そうか、助かるぞい」
二人の協力を得た俺達は手分けして3か所の設置場所を目指した。
エステル、アガットさん、ティータはレイストン要塞に向かいオリビエさん、クローゼさん、姉弟子、アリサはカルデア隧道に向かった。
そして俺はフィーとラウラ、そしてティオと共にトラット平原のストーンサークルを目指した。
「それにしてもリィンさんとフィーさんとこんな場所で再会できるなんて思ってもいませんでした。でもどうしてお二人がリベールにいるんですか?猟兵はリベールでの活動を禁じられていたはずじゃ……」
「まあ色々あってな、詳しくは言えないんだがまた厄介ごとに巻き込まれてしまったんだ」
「あはは……相変わらずですね」
俺の説明にティオは苦笑した。
「エプスタイン財団での仕事はどう?上手くいってる?」
「はい、スタッフの方々も優しくしてくれますしお仕事もやりがいがあります。まあみっしぃグッズを集められないのが不満ですが……」
フィーの質問に最初は楽しそうに話していたティオだがみっしぃのグッズを集める時間が無いと不満の声を上げた。
ティオはみっしぃが大のお気に入りでフィーと一緒に愛好会を開くぐらいだ。因みに会員はティオとフィーだけだ。
「ティオ殿はみっしぃが好きなのか?」
「はい!すっごく可愛いですよね!ラウラさんも好きなんですか?」
「うん、あの愛くるしい見た目に嵌ってきてフィー
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