第七十三話 態度が少しその二十八
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「しないでね」
「さもないと怨まれてですか」
「新一君が一生許さない様に」
同じ様にです。
「相手の人もよ。長池先輩達は違うけれど」
「怨む人じゃないですか」
「反省する人なのよ」
そういう目に遭うとです。
「だから新一君にも何も言わないでしょ」
「そうですね、僕見たら俯きますね」
「新一君が敵対心全開だしね」
一切隠さないしです。
「尚更ね」
「そうした人なんですね」
「初対面以前から嫌ってたでしょ」
「どういう人か聞いて」
「まず会ってお話して判断しないと」
またこう言いました。
「くれぐれもね」
「そこからですね」
「そうよ、これからは絶対にそうしてね」
「そうして嫌いにもならないことですね」
「その人のいいところを見て」
そうしてと言いました。
「判断してね」
「そうしないと駄目ですね」
「ええ、そうよ」
新一君に強い声で言いました。
「お願いね」
「そうする様にしています」
「中々なおらないでしょ」
「物凄く難しいですね」
「それが癖性分をなおすことで」
そしてです。
「ほこりをはらってね」
「いんねんを切ることですね」
「皆苦労してるのよ」
おみちのこのことをしていくことについてです。
「だからね」
「このことを自覚してですね」
「やっていってね、けれど自覚していたら」
それならです。
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