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イベリス
第九十四話 牛丼を食べてその十一
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「しないことね」
「そう、それもまたね」
「磨かれることね」
「そうなるみたいだから、じゃあね」
 駅のそれぞれが今向かうべき場所に行く分かれ目に来た、そこで咲に笑顔で言った。
「またね」
「うん、また一緒に遊ぼうね」
「牛丼食べようね」
「二人でね」 
 咲は愛に笑顔で話した、そして今日の牛丼はダイアモンドの価値があるかも知れないと思った。そう思いつつバイト先に向かったのだった。


第九十四話   完


                    2023・1・8
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