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博士の挑戦状
第三十二話

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第三十二話  朝起きて
 小田切君は朝起きると死にそうな顔になって部屋から出た、するとライゾウとタロからすぐに言われた。
「二日酔いだな」
「そうだね」
「うん、そうなったよ」
 実際に激しい頭痛と身体のだるさを感じつつ二匹に答えた。
「見事にね」
「じゃあな」
 それならとだ、ライゾウは話した。
「今から風呂に入れよ」
「そうさせてもらうね」
「それですっきりしろよ」
「それがいいよ」
 タロも言ってきた。
「二日酔いの時はね」
「そうするね、熱いお風呂に入って」
 そうしてとだ、小田切君も答えた。
「冷たいシャワーも浴びて」
「それでまた湯舟に入ってな」
「それを繰り返してね」
「すっきりしてくるね」
 こう言ってだった。
 小田切君は風呂に入った、そして一時間位してだった。
 風呂から出るともうスーツに白衣姿でだ、二匹に話した。
「この通りね」
「すっきりしたな」
「そうなったね」
「お風呂に入ってね」
 そうしてというのだ。
「そうなったからね」
「だからだな」
「今日はだね」
「元気よく働くよ」
「それは何よりじゃ」
 博士も出て来て言ってきた。
「しかしな、風呂で汗をかいた」
「しかも二日酔いで、ですね」
「水分はかなり出ておるからな」
 だからだというのだ。
「水分補給もすることじゃ」
「そうします、お酒とお風呂で何か朝から眠くなりそうですし」
「うむ、では濃いじゃ」
「コーヒーかお茶ですね」
「それを飲むとよい」
「じゃあお茶にします」
 濃いそれをと言ってだ、そしてだった。
 野上君はうんと濃いお茶を作った、それを博士の研究所にある瞬間冷蔵庫に入れて瞬時に冷やしてだった。
 飲んで水分補給と眠気覚ましをした、そうして一日をはじめる為にまずは朝ご飯を食べるのだった。


第三十二話   完


                 2023・1・27
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