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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
vsドラゴンスレイヤー
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「悪ぃな、ナツ。お前にはここで死んでもらうぜ」

そう言った男の目には光が宿っていない。その事からそれが彼の本心でないことは青年もすぐにわかった。それでも・・・

「あの時は手加減されてるのに完敗だったからな」

S級魔導士になるための試験で彼と戦った時、圧倒的な力の前に完膚なきまでに叩きのめらせれた。その事を昨日のことのように覚えている青年は、例え操られている状況であっても相手が本気で戦ってくれることが嬉しくてたまらない。

「燃えてきたぞ」


















シリルside

「とぉっ!!」

ガジルさんの顔めがけて飛び蹴りを行う。案の定彼はそれを避けるのではなく受け止めに来るが、それが今回の狙い。

「水竜の・・・」
「!?」

飛び蹴りを放ったことで俺の身体は宙に浮いており、ガジルさんの両腕はガードのために彼の顔の前にある。そのまま俺は重力に従うように頭から落ちれば・・・

「咆哮!!」

彼のお留守になっている足元へとブレスが叩き込める。何ならその反動を利用して俺の身体も後方へと押し出されるため、爆宙の要領で身体を返せば着地するのも難しくない。

「それと追加で」

ガードをすることができなかったことと魔法が当たった場所が下半身だったためうつむきに倒れていた相手が起き上がる前にと、着地の反発を利用して再び高く飛び上がる。

「雲竜水!!」

合わせた両手を突き出し無防備になっている彼の背中へと水の波動を打ち出す。それは見事に直撃し、彼は起き上がろうともがくが、力が入らないのかすぐに崩れる。

「ほら、やっぱり」

人差し指を立てて彼にどや顔を披露する。ガジルさんは強いけど俺は蛇姫の鱗(ラミアスケイル)にいた間もアルバレスとの戦いでも常に前線で戦い続けることで力が相当伸びた。それにウェンディと二人とはいえ天使も倒すことができていただけに、より力が増していることは言うまでもない。

「くっそ・・・なんでこいつに・・・」

本来なら致命傷になっていてもおかしくないほどの攻撃を打ち込めたはずなのに、彼はまだ戦う意志を失わない。それどころかまるで親の仇を見つけたかのような目でこちらを見ると、限界のはずの肉体にムチを打ち起き上がったではないか。

「むぅ・・・あんまり力使いたくないのに・・・」

そもそもガジルさんにこれ以上のダメージを与えると白魔導士の魔法から解放された後に手伝ってもらうことができない気もする。彼の馬鹿力は敵にすると厄介だが仲間になれば心強いため、無駄にダメージを与えたくない。

「負けたくねぇ・・・負けたくねぇ・・・」

ブツブツと何かを呟きながら完全に立ち上がった鉄の竜。フラフラの彼には
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