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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
vsドラゴンスレイヤー
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勢いよく走り出すナツさん。ギルド全員を相手にしなければならないというのに、何の考えもなしに突っ込んでいく彼をエルザさんたちが止めようとするが彼は聞く耳を持たない。

「ナツ!!待たんか!!」
「ナツさん!!」
「ちょっと!!一人でどうにかできる問題じゃないでしょ!?」
「いーや!!全員まとめて俺が倒す!!ケンカ祭りだぁー!!燃えてきたぞー!!」
「あいさー!!」


いつの間にかハッピーまで彼について走り出しており、もう姿が見えなくなりそう。

「仲間と戦うっていうのになんであんなにはしゃいでる訳?」
「ナツにとってはただのケンカ・・・力比べくらいに思ってんだろ」
「ナツくんらしいね〜」

おおはしゃぎなナツさんを見てシャルルはタメ息をついていたが、まぁ普段から色んな人にケンカ吹っ掛けてたし、その延長戦ぐらいの気持ちなのかも。何なら戦う大義名分ができたくらいに思ってそう。

「私たちも行くぞ!!私たちの仲間は残り4つの街へ向かってる!!白魔導士の計画に私たちの仲間を利用させるわけにはいかん!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」

エルザさんの鼓舞を聞いてすぐさま走り出す俺たち。そして皆さんを白魔導士の手中から救い出すことも兼ねているため、俺たちはそれぞれ別々に別れ、オーブの元へと向かったのだった。

















「ね〜、シリル〜」
「ん〜?」

セシリーの(エーラ)を使って別の街へと繰り出していた俺は、不意に彼女に声をかけられる。

「思ったんだけどさ〜、別にオーブは壊してもらってもいいんじゃないの〜?」
「やっぱりそれ思った?」

ギルドの皆さんは白魔導士の支配下にいる。その力を好き勝手使わせないっていうのは理解できるんだけど、オーブを壊すのを邪魔するのは勿体ないような気もしてしまう。だって木神竜の力を封じてくれるのであれば、100年クエストをやってる身としてはありがたいばっかりだからだ。

「でもそれによってこの街に悪影響が出ないとも限らないしなぁ」
「ジレンマって奴だね〜」

力を失うだけならよかったんだけど、木神竜の上には大都市が5つもある。そこに住んでいる人たちのことも考えると、木神竜が力を失ってしまうのはデメリットがあるようにも感じる。ただ木神竜を俺たちは何らかの方法で封じないとクエスト達成はできないし・・・

「「う〜ん・・・」」

何が正解で何が間違いなのかわからず唸っている。すると、地上から何かがものすごいスピードでこちらへと向かってくる。

「何あれ〜!?」
「セシリー!!避けて!!」

真っ黒な何かが・・・いや、その背中には白い翼があることから誰が向かってきているかはすぐにわかったが、とにかく今
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