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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第三話 平穏って素晴らしい!!そう思わないか?
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支度をする。
なのはも、ちゃんとした料理を食べれるようになり、俺手作りの御飯を美味しそうに食べてくれる。
「ぱぁぱ、まだ〜?」
「もうちょい」
料理中になのはは二階の台所まで来て、俺の隣でいつも同じ言葉を発する。
ごはん、まだ〜?
もうこれは、口癖の一つにでもなってるんじゃないか?
嫌な癖がついたな。大人になるまでに治ってくれてると嬉しい。
野菜を切り、炒め、皿に盛り、テーブルに持っていき、味噌汁を入れ、白いごはんを入れて、次々にテーブルへと持っていく。
「ほら、なのははお箸を持っていって」
「はぁい♪」
もうすぐ食べられるからって楽しそうに手伝いをしてくれる。
危ない物は俺が運び、大丈夫な物はなのはに運んで貰っているので手間があまり掛らない。
これも、良い子に育ってくれたなのはに感謝だ。
テーブルに並んだ今日の晩御飯を前に椅子に座っているなのはの隣の椅子に座り、合掌。
「いただきます!」
「いっただっきまーす!」
ガツガツとまではいかないが、美味しそうにおかずを取っては食べていくなのはを横で見つめながら、俺も腹を満たしていく。
ほっぺにご飯粒を付けながらも食べているなのはを見ていると自然に微笑んでしまう。
まぁ、行儀が悪いからご飯粒は取る。
「ご飯粒付いてるぞ」
そう言ってなのはのほっぺに手を伸ばし、ご飯粒を取り口へ放り込む。
「へへ、ありがとうなの」
「どう致しまして」
数分して、全部食べ終わったら食器を二人で台所に持っていき、俺が全部綺麗に洗う。
なのはは、先程あげると言ったアイスを食べながらテレビでアニメを見ている。
なのはと風呂に入って、なのはをパジャマに着替えさせてリビングのソファで俺の膝の上を占領したなのはと一緒にテレビを観ている。
中々面白い番組でなのはも俺もさっきから笑いっぱなしだ。
prrrrrrr
と、家の電話が鳴った。
なのはを膝の上から持ち上げて退かし、電話の下へと行く。
受話器を取る。
「もすもすぃ?」
ふざけているように見えてるだろう?
当たり前だ、ふざけてるのだからな。
「一々イラつくわ、それ」
「それは褒め言葉だ、桃子姉ぇ」
電話の相手は桃子姉ぇだ。
今は何処にいるのかは知らないが、偶にこうやって電話をかけてくる事がある。
今回は半年ぶりだな。
「で、そっちの方は良い旅を満喫中?」
「えぇ、車を猛スピードで走らせたり、鉛玉が飛んでくる
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