第76話 魔女現る。
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例えば……」
エマはそう言うと空中に光る剣を生み出した。
「おお、これはどういう原理だ?」
「イセリアルキャリバー、魔力を剣に変えて相手に放つ技です。他にも対象を回復させたり蒼い炎を出したりもできますよ」
「攻撃以外には何かできないの?」
「う〜ん、ならフィーさんでよろしいでしょうか?」
「フィーでいいよ」
「ならフィーちゃんと呼ばせてもらいますね。フィーちゃんは何かリィンさんにしてほしいことはないですか」
「んー……」
急にそう言われたので考えてみる……よし、普段なら絶対してくれない事を頼んでみよう。
「あのね、ごにょごにょ……」
「えっと……わかりました、やってみます。リィンさん、ちょっといいですか?」
エマはわたしの頼みを苦笑しながら承諾するとリィンを呼んだ。
「なんだ?」
「私の目をジッと見てくれませんか?」
「分かった」
エマのそう言われたリィンは彼女の目をジッと見つめた。リィンは恥ずかしいのか顔を赤くしてる。
するとエマの目が薄い水色から金色に変わった。するとリィンの目が映ろに変わる。
「リィン……?」
わたしは恐る恐る彼に話しかけてみる。
「フィー」
「ん、なぁに……っ!?」
すると急に抱き寄せられて唇を奪われた、いつもわたしからちゅーするんだけどリィンからは初めてかも。
しかもこんな激しいちゅーは初めてだ。顔の角度を変えて舌をねじ込む乱暴なちゅーで舌の裏や歯茎、頬の内側まで攻められていく。
しかも片腕でわたしの頭を押さえつけているので逃げることが出来ない、絶対に自分のモノにしてやるっていう暴力的なちゅーに最初は驚いた。
でも直にリィンの野生的なべろちゅーの虜になったわたしはリィンの首に両手を回してちゅーを堪能した。
あっ、凄い?舌を吸われたら頭が痺れちゃうよ?
「リィン!?」
「わぁ……こんなにも上手くいくとは思いませんでした」
「エマ殿!リィンはどうなったんだ!?」
「リィンさんに暗示をかけたんです。こんなにも上手くかかるとは思っていなかったのですが……」
ラウラは驚いてエマは口をあんぐりと開けていた。そして慌てた様子でリィンの様子がおかしいとラウラがエマに聞くと彼女は暗示をかけたと説明する。
わたしも正直遊び半分で頼んだんだけど暗示って本当にあったんだ。でもお蔭で凄く良い思いができたし最高だね。
「んくっ……一旦抜くぞ」
「んはぁ……?」
激しく口内で絡み合っていたわたしとリィンの舌が一旦離れた。わたしは名残惜しそうに舌を伸ばすが、リィンは意地悪な笑みを浮かべながらチロッとわた
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