第50話 =神殿地下=
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』、とか『業火よ爆ぜろ! ファイアボール!』とか…。
「あとは…」
「置いていきますよー」
「……うわぁ、向こうから聞いてきたのに…」
聞いてきた本人たちがテクテクとユリエールさんについて行って距離が開いてしまっている。その間に話していたことを聞いただけだけどどうやらこのダンジョンの奥に巨大なボス級モンスターを見かけた《軍》プレイヤーがいたらしい。そこから推測なのだがキリトたちは60層で出たボスモンスターだから楽勝だろうと結論付けていたがどうも嫌な予感がするんだよね…。
しばらく裏道を歩くとこの生命の碑のある宮殿の下水道らしき場所の入り口の前に着いた。ちょっと暗くて狭いらしい…と言葉を切りユイの方を見るユリエールさん。さすがに武装してない女の子をダンジョンに伴うのは心配なのだろう。
「ユイ、怖くないよ!」
それに引き続きアスナも安心させるように言葉をかける。
「大丈夫です。この子、見た目よりずっとしっかりしてますから」
「うむ、将来はいい剣士になる」
「親子で酒を飲むんじゃなくて剣を交わすのか?」
「お、それもいいかもな」
俺たちの発言にみんなが微笑むとユリエールさんが足を階段にかけ進んでいくので俺たちもそれについていった。
_______________
「ぬおおおお!!」
右手の剣でずばーっ!と、4つ目のカエルみたいなモンスターを切り裂き
「りゃあああ!!」
さらに左手の剣でどかーんっ!とさらにモンスターを吹き飛ばす目の前にいる二刀流。
俺じゃないからな…だって俺、いまは【称号:抜刀騎士】で灰色の服だから、そして今、モンスター相手に無双してるのは黒いロングコート着た男だからな。
ちょこちょこ現れる飛行型モンスターは俺やらユカなどのリーチが長い攻撃できる人が攻撃して倒してるけど。
「容赦ないな〜」
「もっと手加減したらどうだ?」
「「ユカがな」」
「え、私!?…キリトでしょ」
「五十歩百歩だよ」
「お前もな」「アンタもね」
さすがに距離が距離だからそんなに暴れてないと自覚してるつもりだったのに…!
なんかみんなの顔が「ヤレヤレ」と語っている気がするが絶対キリトの方が暴れてるからな…とボソボソと呟く。だってモンスター集団が現れるたびに自分から二刀を抜いて斬りかかって行くからちぎっては投げ、ちぎっては投げ…であっという間に片付けていっている。さらにユイが「パパーがんばれー!」と声援を送っているので加速してなぎ払っていくし。
「…なんだかすみません…。お任せして…」
「いえ、アレはもう病気ですから…。やらせときゃいいんですよ」
アスナの発言に軽く笑いが生まれているアスナたちの元へと戻る
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