壱ノ巻
毒の粉
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は唇を噛む。
「若殿は大勢の方に守られていらっしゃる。きっとご無事であらせられるはずだ。でも、瑠螺蔚さんは違う」
「ご無事のはずないじゃないの!外からむさい男が刀持って乗り込んでくるのとはワケが違うのよ!?」
まさか、妻が毒を盛るとは思っていないだろう。
「毒味もいる」
「あんたもわかっているはずよ。毒なんて、毒味の後にいれればどうとでもなるのよ!」
「若殿はこの命に代えてもお守りするつもりだ!…けど、僕は瑠螺蔚さんも大事なんだ!ここに残していったら殺されることがわかっているのに、どうして残していけるものか!」
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